2026/06/18

【No.144】第7回調査が始動 生成AIブームのその先を見に行く

※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE

---「今回の会話のポイント」---
当社が事務局を務める秋田デジタル利活用推進協会では、7回目となる「秋田県内企業におけるIT/DXの導入実態調査」を開始します。県内企業の景況感やIT活用状況を継続的に追い続けてきた本調査ですが、今回は生成AIの活用実態を重点テーマとして追加しています。AI活用が話題となる中、秋田県内企業は実際にどこまで使いこなしているのか。定点観測だからこそ見えてくる地域の変化について語り合います。
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MA
今年も、あの調査の季節がやってきたね。
かわもと部長
はい。秋田デジタル利活用推進協会の「秋田県内企業におけるIT/DXの導入実態調査」です。今回で7回目になります。
「第7回秋田県内企業におけるIT/DXの導入実態調査」実施のお知らせ | 一般社団法人 秋田デジタル利活用推進協会
真弓課長
改めて考えると、7年間継続しているというのはなかなかすごいことですよね。
MA
そうなんだよ。DX関連の調査は全国でもたくさん実施されているけれど、単発で終わるものも少なくない。大事なのは毎年同じエリアを見続けることなんだよ。
秋田デジタル利活用推進協会の発足時からの思いは「現実を知る」ということが最も重視した点だからね。発足に関わったときからそれは一貫している。
かわもと部長
秋田県内の実態を正確に知るということですね。いわゆる定点観測ですね。
MA
そう。例えば県内の景況感がどう変わったか、IT投資は増えているのか、デジタル化は進んでいるのか。1回目の調査では分からないことも、7年続けると変化の軌跡が見えてくる。
真弓課長
企業のDXも「今どうか」だけではなく、「数年前と比べてどう変わったか」が重要ですからね。

■■■秋田企業のDXは進んだのか■■■

かわもと部長
この数年を振り返ると、かなり変化はありましたよね。
MA
そうだね。以前は紙やアナログ中心だった企業でも、クラウドやオンライン会議はかなり普及した。
真弓課長
コロナ禍が大きな転機でした。
MA
ただし、それをDXと呼べるかどうかは別問題なんだ。
実はクラウド活用が大きく進んだ背景には、東日本大震災の経験が大きい。企業が自社内に設置したサーバーやシステムの事業継続性(BCP)に課題があることが明らかになり、クラウドへの移行が加速した。
その後、コロナ禍によるテレワークや在宅勤務の普及がデジタル化をさらに後押しし、「DX」が本格的に問われる時代になったんだ。
かわもと部長
そうですね。ただ、システムのクラウド化やペーパーレス化など、デジタル化そのものは以前から少しずつ進んできました。
一方で、それによって企業のビジネスモデルや働き方が本当に大きく変わったのかというと、必ずしも明確ではありませんでしたからね。
MA
それはOAからITへのシフトと言われた頃も同じだね。
ITやデジタル技術が、本当にビジネスや社会を変革する力になったのかが常に問われてきた。単に業務を電子化したり効率化したりするだけなら「デジタル化」だ。しかし、その先にある仕事の進め方や組織のあり方、さらにはビジネスモデルそのものを変革していくことこそが、本来の意味でのDXなんだ。
真弓課長
だから毎年の調査でも、「導入したか」だけでなく、「経営や業務にどのような変化をもたらしたか」を見ているわけですね。
真弓課長
そして今年の大きな特徴が生成AIです。
かわもと部長
ChatGPTの登場から数年経ちましたが、いよいよ本格的に調査対象に加えることになりましたね。
MA
実はここ1年で企業からの相談内容も大きく変わってきたと思うね。
かわもと部長
以前は「DXをどう始めるか」が中心でしたが、最近は「生成AIをどう使うか」という相談が増えていますからね。
真弓課長
一方で、「使ってみたけどよく分からない」「ルールがない」「情報漏えいが心配」という声も多いですね。
MA
だから今回の調査では、単に利用しているかどうかだけではなく、どのサービスを使っているのか、社内ルールはあるのか、どんな効果を感じているのか、何に不安を感じているのか、など少し深めに聞くことにした。
かわもと部長
利用率だけでは実態は見えませんからね。
真弓課長
今回の設問で面白いと思うのは、「一定のリスクを許容してでも活用すべきか」という考え方を聞いている点です。
MA
生成AIはまさにそこなんだよ。
かわもと部長
ゼロリスクは存在しない。
MA
そう。もちろん情報管理やガバナンスは大事だ。でもリスクだけを理由に何もしなければ、得られるはずの効果も得られない。
真弓課長
企業によって考え方がかなり分かれそうですね。
MA
私はそこに注目している。秋田県内企業の経営者が新しい技術をどう捉えているのか。その温度感が見えてくるはずだ。

■■■地域の未来を映すデータ■■■

かわもと部長
調査結果は企業だけでなく、行政や教育機関にも共有されるんですよね。
MA
そう。人材育成や産業政策を考える上でも貴重なデータになる。
真弓課長
秋田大学をはじめ教育機関にも参考になると思います。企業がどんなスキルを求めているのか、どんな課題を抱えているのかが見えてきますから。
MA
だからこの調査は単なるアンケートではないと推せるんだよね。
かわもと部長
地域の現在地を確認するための健康診断のようなものですね。
MA
まさにその通り。そして今回は生成AIを掘り下げて調査、分析する。
数年後に振り返った時、「秋田企業のAI活用の嚆矢とこれからの歩み」を考える材料にもなるはずだ。
真弓課長
本当、結果が楽しみです!

---編集後記---

真弓課長
生成AIは日々進化し、私たちの働き方を大きく変え始めています。
しかし実際に企業現場でどのように活用されているのかについては、まだ十分に把握できていません。
デジ活あきたの調査は、秋田県内企業の実態を客観的に明らかにする貴重な機会です。地域全体のDXやAI活用の現在地が見えてきます。
ぜひ多くの企業の皆さまに、本調査へのご協力をお願いします!

営業スタッフ徒然草

引き継ぎやすい業務づくりも、自治体DXの一歩

みなさん、こんにちは。
今回、コラムに初めて登場します、エイデイケイ富士システムの佐々木です。

普段は、自治体様向けのシステムを中心に関わっており、仕事で全国各地にお邪魔する機会があります。
かつおとミカンが有名な県以外は、ほぼ全県に訪問したことがあるのが、ひそかな自慢です。

はじめてのコラムということで少し迷いましたが、今回は、各地でお話を伺う中で感じていることについて書いてみたいと思います。

近年、自治体DXの取り組みとして、住民記録、税、福祉などの基幹20業務を対象としたシステム標準化をはじめ、さまざまな見直しが進められています。

システムを見直すというと、新しい仕組みに切り替えることが中心に見えますが、実際にはそれだけではありません。
今の業務がどのように進められているのか、どのデータがどこで使われているのか、これまでどのような運用をしてきたのか。そうしたことを一つひとつ確認していく場面も多いと感じます。

私自身、システムに関わる仕事をしている中で、システムの話をしているつもりが、気づけば業務の流れや過去の判断を確認する話になっていることがあります。長く使われてきた仕組みほど、その背景を確認するだけでも時間がかかるものです。

また、標準化の対象となる基幹20業務以外にも、自治体の現場には日々の行政運営を支えるさまざまな業務があります。

たとえば、公共施設の管理、行政財産の管理、契約・入札、各種申請や許認可、使用料・手数料の管理、地域インフラに関わる台帳管理などです。住民の目に直接触れる機会は少ないかもしれませんが、どれも自治体の業務を支える大切な仕事です。

こうした業務の中には、紙の申請書やExcel台帳、担当者の経験によって支えられているものもあります。普段は問題なく回っていても、件数が増えたり、担当者が変わったりすると、「前はどうしていたのか」「どこを見れば分かるのか」を確認するのに時間がかかることがあります。

実際にお客様とお話しする中でも、「前任者に確認しないと分からない」「過去の経緯を探すのに時間がかかる」といったお話を伺うことがあります。

特に年度替わりや人事異動の時期には、こうした確認が増えやすいのではないでしょうか。
必要な情報が一か所にまとまっていて、過去の経緯や今の状況を確認しやすい。そうした状態になっているだけでも、担当者の方々にとっては大きな助けになると思います。

これは自治体に限らず、民間企業でも同じです。

たとえば営業活動でも、過去の商談経緯やお客様とのやり取りが個人のメモや記憶に頼っていると、担当者が変わったときに確認に時間がかかります。必要な情報が整理され、業務の流れが見えるようになっていると、引継ぎもしやすくなり、対応もしやすくなります。

自治体DXというと、大きなシステム刷新や新しい技術を思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろん、それも大切な取り組みです。

一方で、日々の業務を少しでも確認しやすく、引き継ぎやすくしていくことも、DXの一つの形ではないかと感じています。

道路占用、河川占用、公園占用、行政財産の目的外使用などの占用・使用管理業務も、そうした日々の行政運営を支える業務の一つです。

申請、許可、使用料の管理、収納状況の確認、更新対応など、扱う情報や確認事項が多く、担当者の方々が一つひとつ確認しながら進められている業務だと思います。

当社のFUSHも、そうした業務の流れを整理し、必要な情報を確認しやすくするための仕組みとして提供しているものです。

基幹20業務の見直しが進む中で、その周辺にある業務についても、少しずつ整理しやすい環境が整っていくことを願っています。

担当者が変わっても、必要な情報を見ながら安心して引き継げること。
日々の確認や判断にかかる負担が、少しでも軽くなること。
そして、職員の方々が住民サービスや地域の課題に、より時間を使えるようになること。

そうした積み重ねが、安定した行政サービスを支える力になっていくのではないかと感じています。
私たちも、現場の業務に寄り添いながら、その一助となれるよう取り組んでいきたいと思います。

FUSHについて詳しく知りたい方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

<お問い合わせ>
エイデイケイ富士システム株式会社
お問い合わせページ:https://www.adf.co.jp/contact/sales/
TEL:018-803-9811
クラウドビジネス部 FUSH担当までお問い合わせください。

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 澤田亜弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社

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