2026/07/16

【No.146】「シンギュラリティの入り口で考える、人とAIの共存」

※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE

---「今回の会話のポイント」---
生成AIの進化が止まりません。わずか数年前まで、AIとの会話や文章作成、画像生成がここまで身近なものになると予測できた人は多くなかったはずです。今では、AIの急速な進歩に対し、国レベルで利用制限や規制の議論も進み始めています。こうした動きからも、私たちはシンギュラリティという言葉が示していた未来の入り口に立ち始めているようにも見えます。今回はそんな界隈の話で盛り上がります。
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MA
今から3年前にあきたDX通信で「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」というテーマで、映画「ブレードランナー」を取り上げたことがあったよね。人間とアンドロイドの境界が曖昧になる世界を描いた作品だけど、つい最近まではまだまだ未来の話だったけど、しかし、今振り返ると、生成AIの登場によって、想像していた以上に身近な問題になってきたよね。

※2023年3月 №61
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が身近な問題に?ああ、ChatGPT。
かわもと部長
確かにそうですね。2023年当時はChatGPTが話題になり始めた頃でしたが、まさかこれほど短期間で社会全体に浸透するとは思いませんでした。今では文章作成だけでなく、会議資料や企画書の作成、翻訳、画像制作、プログラム開発まで支援しています。数年前の予想を大きく超えるスピードですから。
MA
一番驚いているのは、日常生活の中で、例えば自分のテニスクラブでの何気ない会話でも、生成AIの活用方法について、それぞれが日常生活の工夫を語り合っていることだね。しかも、これまでITとは無縁だと思っていた人たちが、だよ。
真弓課長
それはよく分かります。私たちがサポートしている「デジ活あきた」の県内調査の結果でも、DXや生成AIへの関心は年々高まっています。
以前は「DXには期待しているが、何をすればよいのか分からない」という企業が多かったのですが、今では「まず使ってみる」「実際に活用してみる」という段階へと移行しています。
まさに、「期待」から「実践」への流れが明確になってきました。
MA
またこの話かと思うかもしれないけど、コンピュータの歴史を振り返ると、こうした現象は決して珍しいことではないね。
インターネット、クラウド、スマートフォン、キャッシュレス決済など、登場時には必ず賛否が起こる。便利になるという期待がある一方で、仕事がなくなる、管理される、格差が広がるといった不安も繰り返し語られてきたからね。
かわもと部長
そして毎回、「今回は特別だ」と言われてきましたね。
MA
その通りだね。しかし、多くは社会の中で徐々に制度やルールが整備され、人々が使い方に慣れながら落ち着くべきところへ落ち着いていった。今回も最終的には一定の平準化へ向かうと思っているけどね。
真弓課長
ただ、生成AIだけは少し違う印象があります。これまでのITは、人間の作業を効率化する道具という位置づけでした。しかし生成AIは、考える、書く、調べる、整理するなど、人間の知的作業そのものを支援し始めています。そのため、これまでのIT以上に、人知を超えつつあるという感覚を抱く人が増えているのでしょうね。
かわもと部長
だからこそ、「人がいらなくなるのではないか」という議論が繰り返されるわけですね。
MA
確かに、一部の仕事は変化することは間違いないね。仕事のやり方も組織の在り方も変わる。しかし、人間が不要になるという話にはならないと思っている。技術の進化の歴史は、ある仕事を減らしながらも、新しい仕事や新しい役割を生み出してきた。問題は、その変化の過程で生じる痛みをいかに小さくするかだね。
真弓課長
変化に対応できる人とできない人の差が広がり、企業間格差や地域格差が拡大することは十分に考えられますよね。だからこそ、DX人材の育成や企業への伴走支援が今まで以上に重要になります。
MA
まさにそこだ。私たちが繰り返し言ってきたことは、DXやAIを単なる技術論として語ってはいけないということだ。大切なのは、人がより人らしい仕事へ集中するために、AIをどう活用するかという視点だよ。
かわもと部長
AIに仕事を奪われるかどうかを心配するよりも、AIを使いこなせる人になることが重要ということですね。
MA
その通り。そして、社会としても企業としても、変化に取り残される人をできるだけ生み出さない努力が必要になる。教育も支援も伴走も、これまで以上に求められるだろうね、当たり前の話だけど。
真弓課長
私たちは、生成AIがもたらす未来を必要以上に恐れるのではなく、人間中心という視点を忘れずに向き合っていきたいですね。
MA
長い間、人類はこれまでも、数々の技術革新と共存してきたからね。今回もまた、その延長線上にあるのだと思う。ただし、今回は変化のスピードがあまりにも速い。だからこそ、最低限の痛みにとどめるための知恵と努力が必要になるんだよ。
かわもと部長
AIの進化を止めることはできないけど、その進化を人間の幸福につなげることはできる。そこにこそ、私たちがDXを推進する意味があるのだということですね!

---編集後記---

真弓課長
生成AIの進化を目の当たりにすると、便利さへの期待と同時に、どこか不安を感じる方も少なくないと思います。
ただ、技術そのものが社会を決めるのではなく、それをどう使い、誰のために活用するのかを決めるのは、やはり人間です。変化のスピードが速い時代だからこそ、学び続け、小さく試しながら、誰も取り残さない形でDXとAIを活かしていきたいですねー。

営業スタッフ徒然草

天才(AI)がいれば勝てるのか? サッカー日本代表から紐解くDXのリアル

いつも当メルマガをご覧いただきありがとうございます。
営業、そして当メルマガ主幹の五十嵐です。

気づけば、150回も目前の第146回。
ちょっと前に「よし!100号記念だ!」と編集部で張り切っていたのも過去の話、あっという間にプラス50回を数えようとしています。
今後もご愛読くださいますよう、編集部一同より心よりお願い申し上げます。

さて、世間はFIFAワールドカップ2026で盛り上がっていますね(原稿執筆時点ではベスト4が出そろっています)。
残念ながら我らがサムライブルーは、決勝トーナメント1回戦でブラジル相手に善戦するも、1点差に泣く結果となりました。

「ドーハの悲劇」や「ジョホールバルの歓喜」から始まり、ワールドカップは「出場できれば御の字」という時代が長く続きました。そこから明らかに潮目が変わったと感じたのが、前回の2022年大会です。

当時、ドイツ、スペインといった優勝経験国にコスタリカを加えた「地獄のグループリーグ」を、ミラクルで突破したことは記憶に新しいでしょう。「三笘の1ミリ」やVARも大きな話題になりました。
決勝トーナメント1回戦で敗れはしたものの、あの大会は日本代表と、私も含めたサポーターの意識の大きな「ターニングポイント」になった気がしています。

時は過ぎ、親善試合でも世界の強豪相手に勝利を重ね、今大会ではしっかりと「ダークホース」との前評判を得るまでになったのは本当に感慨深いです。
普段なら「ダークホースなんて馬鹿にするな!」と言いたくなるところですが、以前とは評価軸が違います。何より、「ブラジルに負けて本気で悔しい」と思えるようになったこと自体が、日本サッカーの成長の証ではないでしょうか!!

・・・すみません、アツくなりました(笑)
ということで、ここからが本題です。「日本代表はどうしてここまで強くなれたのか?」というお話です。

日本のサッカー界隈では、常に「育成」の話題が取り沙汰されます。
発端はJリーグ発足元年におきた『ドーハの悲劇』。 あと数十秒でワールドカップを逃した悔しさが活かされているそうです。 これを機に『代表だけ強くしても意味がない・・・』との声が上がり、ユース育成などのカテゴリー整備がさらに加速していきます。

さらに指導者のライセンス制度を整え、スキルのアップデートを毎年実施。 「一貫した育成哲学」のもと、全国のサッカー関係者が同じ方向を向いて取り組んでいます。
若い頃から海外の強豪リーグへ積極的にチャレンジできる環境も見逃せません。

ドーハの悲劇から33年。 着々と歩みを進めてきた結果が「今」につながっていると思うと、非常に胸が熱くなりますね。
4年後に向けて、頑張れニッポン!!弊社はこれからも日本代表を全力で応援......
・・・失礼しました。 このメルマガは「あきたDX通信」です。デジタルに関連した話をしないといけません。

いきなりですが、「AIが世界を変える」と言われる昨今、それは本当にそうなのでしょうか?

ここで皆さんに質問です(※大丈夫です、デジタル要素に変わります)。
今回大会のサッカー日本代表には、たった一人でゲームを決定づける「絶対的な天才エース」がいたでしょうか? 答えは「否(いな)」ですよね。(注:異論は認めます)

どの対戦相手も、日本に対して警戒していたのは「組織の連動性や規律」でした。 個の力よりも、組織としての力に脅威を感じていたのです。
その場限りの寄せ集めチームでは、決して出せない強みです。 人材を育て、ノウハウを蓄積し、仕組みを改善し、挑戦を繰り返す。30年以上積み重ねた努力の上に成り立つ強さには、凄みがあります。

昨今のAIは、ビジネスにおいて「一人の天才サッカー選手」のように見えるかもしれません。
「AIさえ導入すれば、生産性が上がり、業務改善でき、DXも実現できる!」という意見を否定はしませんし、そういうケースも少なからずあるでしょう。
しかし、「ただそれだけでいいのだろうか?」という疑問も生まれます。
AIの性能が上がることに"依存"するだけのビジネスには、どこかで限界が来る気がしてならないのです。

「AIがある」という前提のもとで、ビジネス人材を育て、ノウハウを蓄積し、仕組みを改善し、挑戦を繰り返す。
この地道な繰り返しこそが、5年後、10年後に圧倒的な差となり、競争力の源泉となり、本当の意味での「DXの実現」に至るのではないでしょうか。

この半年間、当メルマガでは「秋田には何もない」という言説への反論や、多様な課題を抱える地域の企業様へ「一緒に頑張っていきましょう!」というエールを送り続けてきました。
決して焦る必要はありません。 今日の一歩、明日の一歩が、5年先の明るい未来につながると信じて、皆さんで一丸となって頑張っていきましょう!
そしてもちろん......頑張れサムライブルー!!4年後も応援します!

最後に皆様にお知らせを一つ。
次回メルマガではお知らせできると思いますが、10月と11月に生成AIセミナーを開催予定です。
主催は秋田県様で、弊社は事務局を務めます。

昨年も同様のセミナーを開催しましたが、ご興味ある方は、次回のお知らせをお待ちください!


<DXに関するお問い合わせ>
エイデイケイ富士システム株式会社
DXセンター DX担当まで
Email:dx-lab@adf.co.jp

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 澤田亜弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社

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