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2021/11/11
※ 週刊DX
		2018年10月よりDX戦略部メンバーによるDX関連記事の紹介を社内向けに発信しているもの。
		今回はその中から一部ご紹介いたします!!
		
現在、画像認識の手法等について調べているのですが、最新技術の凄さに驚いている今日この頃です。
		 
		さて、画像認識について調べているときに気になる記事がありましたので、紹介します。
		 
		「卒業アルバム作りにAI活用 顔認識で生徒を判別、登場回数を平均化 作業時間が半分以下に」 
		
		コロナの影響で行事やイベントが少なくなったことで良い写真が少ない、
		マスクを着けているため生徒の特定が難しい、等の理由で
		卒業アルバム作りが大変なんだそうです。
		また、「自分の子供の写真が少ない」といったクレームもあるらしく、
		写真の選定は時間がかかってしまうそうです。
		 
		そこでAIによる画像解析技術を取り入れる学校や写真館があるようです。
		写真販売システムを運営する「エグゼック」が提供するサービスでは、
		顔認証AIによって、掲載数の少ない生徒の写真を即座に選定することが可能で、
		各生徒の登場回数を自動でカウントするといった機能もある上、
		マスクやメガネの有無、成長による顔の変化まで正確に選別できるとのこと。
		すごい認識精度ですね。
		実際これを利用した先生によると、作業時間は例年の半分以下になったそうです。
		
		これまで人間の目や手で行われてきた作業が
		どんどん自動化されるようになり、技術の進化というのは凄まじいなと思いつつ、
		卒業アルバムに着目しているのは面白いなと感心しました。
 はじめまして。DX通信初登場、弊社アウトドア派(家にいないだけ?)の榊田です。普段は主に県内自治体様の仕事を担当しています。皆様よろしくお願いします。
		 DXのソリューション関係は、ここで沢山紹介されると思いますので、ちょっと視点を原点に戻したことを書きたいと思います。
		 新型コロナウイルスの出現で世の中は変わってきたような印象がありますね。テレワークやTV(Web)会議が普及し、中央と地方の壁は無くなった?かのような錯覚に陥りますが・・・
		
		1.自治体と市民の関係
		2.コンピュータシステムの歴史から
		3.紙文化と押印
		4.行政とDX
		5.システムの内製化への道
		
		【1.自治体と市民の関係】
		 一般市民は何が変わったでしょうか?市民生活は行政との関わりは必須です。自治体からの連絡や申し込み・手続きは相変わらずの"紙"が主体ですね。でも今回のコロナの件で、ちょっと意識が変わったのかもしれませんね。電話での"ワクチン申し込み"、ワクチンを打った証明証は"紙"です。今時???日本でもそろそろ出てくるはずですが海外では接種証明はスマホになっています。
		 また自治体からの情報発信は、広報、郵送によるお知らせ等から、ホームページ、最近ではSNSも活用されています。いつでもどこでも情報を確認できますし、緊急時はとても助かります。
		これには情報端末の多様化と生活の変化が影響しています。スマートフォンの普及・発展によって、情報の集約は全てスマートフォンに移ってきています。メールやスケジュールはもちろん、〇〇Pay支払い、電子決済、飛行機や電車のチケット等々、どんどん新しいサービスが生まれています。
		特に若者はスマートフォンが情報入手の全てになっています。そんな人たちに確実に素早く行政情報を送り込むことが今後の課題と言えます。
		 ただ、自治体のみなさんは多様化する情報発信手段をそれぞれ行使しなくていけないので、時間=労力がかかることになります。
		
		【2.コンピュータシステムの歴史から】
		 話をちょっと変えて。
		今までのコンピュータシステムは、全て最後は"紙"を出力するために作られてきたようなものです。
		ワープロ → オフコン → パソコン(+サーバ)
		→ インターネット → クラウドサービス → SNS ⇒ DX ?
		 インターネットの普及により、情報が紙ではなくパソコンの画面から入手できるようになりました。さらにスマートフォンの普及により、プッシュ型の情報提供が可能になっています。もはや紙は不要になりつつあります。
		
		【3.紙文化と押印】
		 今年、県内の自治体では全てではありませんが大きな変化がありました。"押印の廃止"です。業者からの見積や請求書は廃止方向です。今後押印不要のものが増えてくると思われます。また窓口での証明書発行時の押印も不要になってきています。免許証などで本人確認できているのですから押印はそもそも不要だったのです。
		 地方議会においては、資料や議員間の情報共有がタブレットを用いて行うところが増えてきました。資料がデジタル化されタブレットを使うことで膨大な印刷物が無くなりますが、過去の資料の検索等は容易に行えます。また議会そのものもWebで中継されるようになり、"開かれた議会"になってきています。
		
		【4.行政とDX】 
		(1)業務の見直し
		 行政の業務は長い目で見るとそれまでの業務の継続のものがほとんどです。行政では民間と違い、数年で担当者が変わっていくので無理はないですが、会社員からすると凄いことです。しかし過去の継続業務が基本となり、新しいことへのチャレンジや変革といったことは難しいと思われます。
		 そこでどんな業務をしているか、風通しをよくして、調べてみることが必要になります。よく言われる"縦割り"の見直しは必須です。何度かトライしている話は聞きますが、あまり変わっていないようですが、似たような業務があるとか、似たような発注があるとか・・・よく見ると効率化やまとめることでのコストダウン、人員の再配置などできそうなことが出てきそうです。
		(2)職員しかできない仕事とBPO
		 そこで職員の方しかできない仕事と、誰でもできる仕事=外注できる仕事に分別することができるはずです。特に単純作業等は外部委託(BPO)することで費用も抑えられますし、その分新しい仕事や難しい仕事に振り分けることができてきます。
		(3)コンピュータシステムからDXへ
		 インターネットが登場してからコンピュータ環境が変わってきて、ネットでの申請・申し込み、買い物はPCだけでなくスマホでも簡単にできるようになりました。しかしながらネットやPCが一般的に普及してきた1995年以降から25年以上たっても行政手続きはあまり変わっていないような気がします。
		 DX導入は、単なる"業務→システム"の"置き換え"ではなく、今までとは異なりDXを導入する過程で生まれる変化を感じ取り、実現化するものとして考えていかないといけないと思います。
		 DXは効率化や省力化を狙い、業務自体を本来のあるべき姿に変えてしまうことにあります。
		
		【5.システムの内製化への道】
		 さて最近言われ始めているのが、大企業ではシステムベンダーに委託するのではなく、社内での内製化が進んできていると言われています。もちろん一般企業だけでなくいずれは行政でも同じようなことが起きると思われます。行政においてはデジタル庁の創設やデジタルガバメントの構築が進められていますで、加速するのではと思います。
		 様々な簡単ツールの登場で、一般の職員・社員でもExcelやAccessのように作成可能になり、ベンダーへの発注が減る?不要になるかもしれません。(我々の業界としては困りますが(笑))
		 まさにDXがそうしたことを起こさせているということになります。プログラミングが不要なデータベースや、手作業をロボットが実施するRPA、手書き文章をデジタル化するOCR等があります。実際にどういったツールがあるかは他のメンバーが紹介してくれていますので、そちらもご覧ください。
		
		【最後に】
		 近い将来、行政サービスは窓口が少なくなり、PCやスマホで完結する手続きが増えると容易に予想されます。まだまだ先か?と思っていたことが現実に近づきつつあるように思えます。漫画・アニメ・SF映画の日も近いのかもしれません。
		 当社としては近未来の生活に少しでも役立てるように、さらに進化したDXの提供を続け、地域の発展に貢献していきますので、みなさんよろしくお願いします。
		 最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
		
		
		【プチ情報】
		"テレワーク導入対策講習のご案内"
		 コロナ禍でテレワークの需要が高まっています。一部の会社では業務のほとんどが
		テレワークというところもあるようです。
		県内企業様向けに県立技術専門校(秋田、鷹巣、大曲)で「テレワーク導入」対策の
		講習が開催されます。受講料は無料となっています。
		https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/60799
		
		"ITコーディネータ ケース研修"
		ITコーディネータ資格取得のためのケース研修を12月から弊社DXセンターにて実施します。
		申し込みは11月17日(水)まで、ご興味がある方は、下記参照願います。
		「ITコーディネータ資格認定用ケース研修  秋田サテライト会場開催のお知らせ」
		http://www.adf.co.jp/modules/news/?p=290
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		あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター
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