2022/11/10

【No.53】週刊DXより「NFT(エヌエフティー)とは」

※「週刊DX」とは、 2018年10月より弊社DX戦略部メンバーがDX関連の紹介を社内向けに発信しているものです。
今回はその中から一部ご紹介いたします!!

最近「NFT(エヌエフティー)」という言葉をよく聞くようになってきました。

「NFT」とは「非代替性トークン」のことで、一言で簡単に言うと「所有権が明確なデジタルデータ」を意味します。

NFTが注目されている大きな理由は、「デジタルデータの所有権を明確にできる」という点にあります。
例えば、これまでネット上で出回っている画像や音楽などには、著作権はあるものの所有権を明確にすることはできませんでした。
ですが、NFTを活用すれば、画像や音楽をNFTと紐付けることによって、唯一無二のデジタルアートとすることが可能になります。所有権の証明がブロックチェーン上に保存されており、所有権を明確にできるのです。
これらのことから、NFTアートはデジタルデータでありながら複製することができず、結果的に唯一無二の価値が生まれます

「コピーやスクショをしたらどうなるの?」と疑問に思うかと思いますが、結論から言うと、コピーやスクショをしても、本物のNFTとは全く違う価値を持つことになります。
NFTとはデジタル化されたトレカのようなもので、
トレカを持っているからといって、トレカに貼られたイラストを所有していることにはなりません。
そしてこの技術を可能にするのが、「ブロックチェーン」になります。

わかりにくいのか、わからないのか、わかろうとしないのかわかりませんが、
なぜか「ブロックチェーン」と聞くと目を背けたくなってしまいます。

以下、Webで「ブロックチェーンとは」を検索して出てきたものです。

 ・参加者の中に不正を働く者や正常に動作しない者がいたとしても正しい取引ができ、改ざんが非常に困難で、停止しない、多数の参加者に同一のデータを分散保持させる仕組み
 ・取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげるかたちで記録する
 ・ブロックチェーンは新しいデータベース

・・・・・・。

やはり難しいですよね、理解できるまでまだしばらくかかりそうです。

最近よく目にする『〇〇tech』

皆様、こんにちは。
エイデイケイ富士システムの尾張谷です。
今回の営業コラムは、最近よく目にする「〇〇tech」についてです。

今回の営業コラムについて、何を話題にしようか考えていた時に、最近、よく目にするキーワードとして「〇〇tech」、ぼやっとした自分の認識を改めるために調べてみようと思いました。

まずは、「〇〇tech」の定義についてです。
「〇〇tech」は、別名「X-tech(クロステック)」とも呼ばれており、既存の事業に最新の技術(technology)を掛け合わせて新しい価値を産み出そうとする動きのことを言うようです。
世の中へ変化をもたらし、新しい価値を生み出そうという動きは、同じ「X(クロス)」の表記があることで、「DX」の「X」とも通ずるものがありそうですね。

私も、聞いたことのある「〇〇tech」もありましたが、今回調べてみて初めて知った「〇〇tech」もありました。
多くの種類がありましたので、その中の1部をご紹介いたします。

◆Fin Tech(フィンテック)
Fin Techの「Fin」は「Finance(金融)」ですね。
これは、よく聞く「〇〇tech」の一つだと思います。金融業界において、新しい技術を導入し、現金がなくてもコンビニやスーパーで買い物ができたり、インターネット上で決済ができるようになりました。
具体的には、Paypay、楽天ペイ、auPay、d払い、クレジットカードなどによるキャッシュレス決済や、ビットコインを始めとした仮想通貨、最近、盛んなクラウドファンディングなどが挙げられますね

◆Healthcare Tech(ヘルスケアテック)
ヘルスケアと技術を組み合わせたヘルスケアテックです。
これは、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスを利用することで行う自身の健康管理、センサーを活用した高齢者見守りシステム、介護者の体調をセンサーで管理する、服薬のタイミングを知らせるなどのサービスなどが当てはまります。
主に、治療ではなく検査や健康管理を目的としたものが、このヘルスケアテックの範疇のようです。

◆MedTech(メドテック)
「Medical(医療)」と技術を組み合わせた言葉です。
多くの病院で最近良く導入されている電子カルテや受診のネット予約など、ペーパーレス化や業務の省力化を目指す取り組みはよく知られていると思います。
遠隔医療やオンライン診療など、自宅でサービスを受けることも可能にし、病院の少ない地域や、移動が困難な高齢者などの医療として、新型コロナ対策としても期待されている取り組みです。
他にも、AIによる画像診断や手術支援ロボットの導入なども検討されているようです。

◆AgriTech(アグリテック)
「Agriculture(農業)」と技術を組み合わせた言葉です。
主な内容として、農地にセンサーを設置して気温や湿度を計測し、大きく変化した際にアラートを出したり、生育の状況を監視したりするシステムがあります。
いままでの人で行っていた監視に比べて負担も減り、数値による厳密な管理が可能となり、センサーで取得したデータを利用することで、水分や日照量の制御などに活用できたりするようです。
他には、自動操縦のトラクターや、自動操縦のドローンによる薬品の散布などもアグリテックに含まれます。
先日まで、秋田県大仙市で行われていた種苗交換会では、この自動操縦トラクターや農薬散布用ドローンの展示もあり、多くの人が訪問しており、この分野への関心の高さが伺えますね。

◆HR Tech(エイチアールテック)
「Human Resource(人材)」と技術を組み合わせた言葉です。
主な内容としては、会計管理システムや勤怠管理システムの活用による人事業務や勤怠管理の簡易化、採用業務での応募状況や選考状況のデータ管理などがあるようです。
人事関連は、会社の中でも少ない人材、もしくは兼務していることが多い分野かと思います。その業務を簡易化することで、人材の効率的な利用にもつながると考えているようです。

今回ご紹介した「〇〇tech」はほんの1部です。ざっと、調べたところ20以上もあるようです。文字だけを見てみると少し難しい、または、このコラムを読んでいただいている方の中には、自分たちには関係ないと思う方もいるかも知れません。
最初の定義で記載とおり、「〇〇tech」は、既存の業務とICTの技術を組み合わせることで新しい価値を生み出すということを目指しています。
今後ますます、ICTの技術は企業活動に必須となります。
皆様の業務においても、少しでも手間と感じることや、もっと効率よくしたいなど、身近なところからでも良いと思いますが、この機会に皆様の「〇〇tech」推進を考えてみるのも良いのではと考えます。
その際は、ぜひ、弊社担当までご相談下さい。
弊社メンバーがしっかりと伴走し、ご支援いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
地域情報ソリューション課 地域営業担当
TEL:018-838-1173

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