2022/11/24

【No.54】ああ、届かぬ思い!片思いではないけどね。

※MA:マーケティングアドバイザー いがらし部長:営業部の責任者
 真弓課長:弊社のやり手マネージャー兼SE

真弓課長
暑いと思ったら、もう一気に暖房が必要な時期ですね。もはやストーブですね。
いがらし部長
ということはもう1年も締めに掛かっているということか。
弊社としても、この編集部としてもやり残しが結構あるよね。
MA
我々も今年1年に掛けた思いはどうだったかな?
あきたDX通信も50回を超えて、これなりに情報発信はしてきたけど、このメルマガに登録している人や、読んだ人や企業などにどこまで通じたか、役に立ったかあたりは、本当にじっくり聞きたいね。
真弓課長
ここの登録者ももうすぐ1000名を超えるというところまできているんですよ。
いがらし部長
50回を超えた連載と1000名を超える登録者数、同時に年内に達成したいねー
MA
そんな中で、新たな企画を立ち上げたんだよね。
真弓課長
先日湯沢市に取材に行ったあの件ですね。
MA
そうそう。「秋田のDXリーディングカンパニーを訪ねて」というシリーズを今月11月からスタートするよ。

「秋田のDXリーディングカンパニーを訪ねて」

このシリーズは、弊社のクライアントをご紹介するわけですが、単なる事例集というわけではありません。世にいうDX(デジタルトランスフォーメーション)というバズワード的な優れた事例でありながら、実際にはここで取り上げる企業さまも、試行錯誤しながら進めていることが分かります。いわゆるDXが導き出すであろう、少し先の未来をガイドできるような現実のDXの姿をご紹介いたします。しかしながら弊社もDXというキーワードの解答を企業さまと伴走しながら模索しているのが現状です。このシリーズは、これから我々の社会をさらに豊かにすることになるDXの普及のための「テンプレート」(事例)となることを目的としています。

いがらし部長
そこの企業さんは実は私のお客さんなんだよね、実は。
とても優れた事例だとは思うんだけど、なかなかこの事例を他の方にご紹介したり、理解してもらう機会が少ないということもあって、今回の新連載のシリーズの第一号として取材に同行してしてきたんだ。
MA
そうそう、同社は面白い企業というより、企業として継続、成長するために何を取捨選択するかが、トップが思い切り決断して、社員一丸として進むべく道を切り開いているところが特徴だね。
もちろん、技術的な要素としては、IT/DXという先進的なツールをばっちり活用しているということが前提になっているけどね。
真弓課長
なるほど、DXの事例ということなんですね。
MA
まあ、平たく言うとDXの事例なんだけど、単に弊社の目立つDXの事例です、だから弊社はすごいでしょ?とストレートには言えない。
真弓課長
えー、どうしてですか?

「秋田のDXリーディングカンパニーを訪ねて」は学びの連載だ!

MA
DXなるものは、前にもなんども言っているように「DX的なものは概念であって、かっちりした定義がない」と言えるわけで、どこでも試行錯誤の模索中ということだよね。
もちろん、弊社もDXをお客様に推してはいるけど、同時に日々自身でも社内でDX的なものを会得しようと皆さん必死じゃない?
いがらし部長
まさに、いまだにうまく説明できないですね。教科書的にDXを語っても、結局は提案先の企業次第で、「あなたのDX」はこれだね、というようなものですからね。
MA
そうだね。なので、今回のシリーズは「DX」というツールやパッケージで企業がいかに優れているか特別化を問う取材ではなく、その企業にとって、現在継続している企業活動のなかで、何が継続、成長する中で苦労したか、工夫したか、そしてそこでITやDX的なものをどのように活用して、うまく進めているか、進みそうかなどを取材している
もちろん中には、必ずしも成功ばかりではないけれども、次に向かうための意思が感じられるような事例を取り上げていくつもりなんだ。
真弓課長
いわゆる営業資料としての事例はそれなりに大事ですけど、それとは別に、試行錯誤の面も含めてのその企業さんの参考になるお話しというのは、なかなか企業事例としては少ないかもしれませんね。
読者の皆さんも、どうせ自慢の事例だろうとか先入観で思われたくないような、今回のシリーズですね。
いがらし部長
自分も責任を感じますね。弊社のお客さんで、そういう良い事例をきちんとご紹介していかなければなりませんので、きちっとお客さんを理解して、良い関係を継続させなくては。
MA
良い事例というのは、見方によっては実際には結構多くあるんだけど、その良さを拾い上げる人とその情報を必要としているがいわゆる「出会う=マッチング」が重要なんだよね。バッサリ言えば、とても優れた貴重な情報や知識も必要な人に届かないと「存在しない」と同じことになってしまう。もっといえば、言うだけで、何もしない人は「単なる寝言だよ」となってしまうわけだ。
いがらし部長
そうですね。我々が標榜する「伴走する企業」としては、このシリーズで取り上げられるお客様をどれだけ得られるかというのも一つの指標かもしれませんね。
真弓課長
ということで、このシリーズが、弊社のお客さんに届くか、お客さん以外でもこのメルマガで思いを伝えることができたらとてもうれしいですね。ということで、第一回目は湯沢市の和賀組さんですね。
お楽しみにね!

※シリーズ1回目の和賀組さんをちょっとだけご紹介!

秋田・湯沢市に本社を構える和賀組は、明治10年に創業し、2027年には創業150周年を迎える歴史のある土木・建設の老舗企業だ。秋田市で設立された橋梁社の岩崎支社として、木橋を架橋したことから事業が始まった。その後、時代の要請で土木や建築請負業へと進み、大正・昭和の初めまで木造校舎や橋梁建設、さらには木造船の建造を行っていた。現在は土木・建築・舗装・鉄道工事・地盤事業・戸建住宅といった6つの事業を柱に展開しており、ドイツの企業が開発した先進的なコンクリート補修技術なども導入し、県外への橋梁補修も積極的に参入している。第1回目の本連載では、地方企業の同社がいかにDX化を進めてきたのか、その取り組みを中心にお伝えする。

マイナンバーについて

エイデイケイ富士システム 自称DXエンジニアの相原です。
今回のテーマは「マイナンバーカード」について書かせて頂きたいと思います。

「マイナンバーカード」ですが、「マイナンバー」とは若干違う事はご存じでしょうか。
「マイナンバー」は日本国内の全住民に指定・通知されている12桁の番号のことを示し、
マイナンバー自体はすでに全国民に一意の数字列として付番されています。
「マイナンバーカード」は、個人が申請することで交付されるマイナンバーが記載されたカードです。

政府が普及を促進しているのは、「マイナンバーカード」ということですが、
2022年末までに全国民の取得を掲げておりますが、2022年10月末時点の交付率は
51.1%となっており実現は厳しい状況のようです。

マイナンバー制度の目的をおさらいすると、
「行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平・公正な社会を実現する社会基盤」とありました。

マイナンバーカードを利用することで、住民票の写しや印鑑登録証明書がコンビニ等で発行できるようになりました。これは、マイナンバーカードに搭載されている電子証明書によって、コンビニ等の端末からログインした人物が本人であることを証明できるため可能になったものです。このようなサービスを展開していますが、普及率が伸び悩んでいる理由としては、「利用したい既存公共サービスが無い」というのが一番の理由に上がるそうです。

そこで運転免許証や健康保険証との一体化を進め、行政手続きの簡略化を進めようとしているところですが全国民への普及の壁はたやすいものではなさそうです。

海外に目を向けてみると、マイナンバーのメリットを最大限活用できている国があるようです。
スウェーデンでは、個人番号制(Personal Identification Number:PIN)という制度があり、新生児にPINを付与する制度があるようです。全国民をPINで管理することで児童手当が親の申請がなくても自動的に支給されるようになったり、確定申告では国から書類が届きその書類を確認して、サインをするだけで確定申告が済んでしまうなどメリットが多数あるようです。一方で、マイナンバーによる社会問題が発生している国もあるようで、IDのなりすましによる年金の不正受給や個人情報の流出などが挙げられます

海外で発生している社会問題への不安や、国に全てを把握されるかもという不安がありますが、マイナンバーカードによる行政の効率化、利便性の向上のメリットを把握し、国、地方公共団体、民間事業者が連携・協力しながらDXを推進していくことが重要だと感じた今日この頃でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
地域情報ソリューション課 地域営業担当
TEL:018-838-1173

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