2022/12/08

【No.55】週刊DXより「話題のAIイラスト!&大活躍のAI!」

※「週刊DX」とは、 2018年10月より弊社DX戦略部メンバーがDX関連の紹介を社内向けに発信しているものです。
今回はその中から一部ご紹介いたします!!

いきなりですが
AIイラストというのを聞いたことがありますか。

「AIイラスト」というのは、例えば数十枚のイラスト、絵をAIが学習し
似たイラスト、絵を生成するAIになります。
有名などころだと下の2つになります。

 ・StableDiffusion
 ・Midjourney

日本発のAIもあるようです。

こちらですが、話題になっておりました。
人が何時間もかけて作るイラストを数十秒でやってしまっている点や
イラストレーターの作品を学習させ、あたかも自分の作品と発言している人が現れた
点が挙げられます。

学習データには著作権フリーなものや商標利用不可のものがあったりしますが
たしかにAIで生成された画像の著作権はどうなるか、抱えている問題がたくさんありそうです。


さて、今回はAIに関する話題をもう1つ。

ワールドカップもあり、めっきりサッカーの話題で持ち切りな今日この頃ですが、
サッカーといえば以下のニュースが個人的に気になりました。

ワールドカップ開幕戦にて "オフサイド判定の新技術"が効果発揮した話題と
AIとコネクテッド技術が試合のジャッジに活用されている話題についてです。

サッカー素人の私からすると突然試合が止まって「???」となりがちなオフサイドですが
その判定をAIでやってくれるみたいです。

仕組みとしてはボールについているセンサーと、スタジアム内に選手の手足を認識するカメラが設置され、そこからの情報で判別するものらしいです。
日本とドイツの試合でも活躍していましたね。

こうした技術で誤審が減るのは見る側からするとぜひ他のスポーツでもと思ってしまいます。
ただ技術的にはもちろん、選手やファンからすると複雑な部分もありそうなので一概には言えないかもしれないですが。

AI活躍の場面、まだまだ増えそうです。

IGAS2022訪問記~少しだけお客様に伴走できたかもしれません

お久しぶりです。ADF営業の五十嵐です。
今年も早いもので師走・・・私の部署も年末進行で若干というか結構バタバタとしているのですが、DXを進める中でこの辺のバタつきも何とかならないものかと思う今日この頃です。

さて今回は、先日東京ビッグサイトで行われたIGAS2022(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)に行ってきた件について少しお話をしたいと思います。
実は弊社も開発に携わった、業界初のAIを搭載した、ミヤコシ社(※)製の印刷機が展示されました!

(※)株式会社ミヤコシ・・・印刷機械の製造・販売を手掛けられている印刷機業界有数のメーカー様です。
    企業ホームページhttps://miyakoshi.co.jp/
    IGAS特設ページhttps://miyakoshi.co.jp/event/

 さて皆さんは、IGAS(アイガスと読みます)をご存じですか?
IGASは、"プリプレス、プリメディア、印刷、製本、紙工、ラベル、パッケージング、クロスメディア関連の最新機材・技術・サービスを一同に会した国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展・・・"とホームページの記載にあるとおり、印刷業界の非常にメジャーな国際展示会なのです。
本当に余談ですが、苗字が五十嵐(IGArashi)なので、IGAの3文字を見ると、非常に親近感が湧いてしまう私です。

私も最終日にAIソフト「yalessAI」(ヤレスAIと読みます)が搭載されたミヤコシ様ブースの印刷機「MLP13M」(しかも大曲の花火ラッピングの「IGASスペシャルEdition」)の視察に行ってきました。
たくさんのお客様に自社開発のソフトウェアをお見せする機会というのは、なかなか無い事ですので、デモンストレーションを食い入るように見ている大勢のお客様を見て、本当に感動しました。
IGASというハレの場で公開されるということで既に嬉しさはあったのですが・・・さらに来場されたお客様にも早速評価していただけたようで、最終日には、展示しているMLP13Mに「成約済」の札が掲げられるというそれ以上の嬉しい出来事もありました。

ところで弊社は、この「yalessAI」を前述の(株)ミヤコシ様の国内工場である、秋田県大仙市の「宮腰精機株式会社 国見工場」の皆様と共に開発を行いました。私がこのプロジェクトに入って本心でスゴイなぁと感じたのは、プロジェクトの責任者である藤原工場長をはじめ、皆さんが『自社印刷機に対する自信と誇り』をしっかりとお持ちになられていることです。この上、業界初(私の知る限り世界初ですよ!)のAI機能搭載印刷機を、しかも『オール秋田』で作り上げるんだ・・・という意気込みも、なかなかできることではありませんよね。
AIに関しては正直弊社も最先端の取組みができていなかった状況でしたが、オール秋田で業界初の製品を作り上げようという考えのもと、弊社を開発パートナーに選択して下さった事は、本当に感謝しきれませんでしたし、下手なものは作れないなという緊張感を技術者として持ったことを覚えております。(恥ずかしながら私も元々SEです)

さて、この「yalessAI」というAIソフトウェアですが、オフセット印刷特有の熟練の技を「見える化」し、熟練オペレーターの高度なノウハウをこのAIが補完することで「損紙の低減」「品質の安定化」「オペレーターのスキルレス化」を果たすことを目的として開発が進みました。
世の中のどの業界・分野でもそうですが、世界で見ても少子化の先進国である日本においては、常に労働力の確保、特に高度な技能を持った人材の確保はこれからの重要課題です。yalessAIは持続可能性も含めた印刷現場の持つ課題を解決する製品であり、印刷現場のDXを実現する一つのツールになり得るポテンシャルを持っていると思っています。

弊社は印刷機に関しては全くの素人であり、今回のプロジェクトを通じて、色々と宮腰精機様に教えを受けながら、まさに試行錯誤(本当に...)の上で開発を続けてきました。「お客様と一体となった活動」とか「伴走」とか、私も良く言いますが、今回は本当にそのような形で、プロジェクトを進められたと感じています。
今後は実際のお客様に現場でご活用いただき、お客様から「良くなった」「効果が出た」などの、嬉しいお言葉をいただける事を目標に、引き続き頑張っていかなければと思っています。

 IGAS2022の訪問記でも・・・と思って書き始めましたが、いつの間にか自社の開発の感想になってしまいました。私のまだ興奮冷めやらぬ嬉しい気持ちと抱負が、少しでも伝われば幸いです。
 
 弊社ではAIに限らず、さまざまなご相談を承っております。いつでもお気軽にご相談ください。

<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
地域情報ソリューション課 地域営業担当
TEL:018-838-1173

スマホアプリを使用した、実証事業の参加者を募集します

現在弊社では、秋田県事業の「デジタル技術を活用したスポーツ参画人口拡大実証事業」を令和5年3月まで実施しております。
このたび、令和4年12月10日より、第2期の実証期間に入りますが、本事業では参加者を広く募集いたします。
詳細は、秋田県ホームページをご覧いただき、チラシに記載のスマートフォンアプリをお手持ちのスマートフォンにインストールの上、ご参加ください。

<秋田県ホームページ>
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/69442

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター

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