2023/06/29

【No.69】週刊DXより「アジャイル開発について」

※「週刊DX」とは、 2018年10月より弊社DX戦略部メンバーがDX関連の紹介を社内向けに発信しているものです。
今回はその中から一部ご紹介いたします!!

今回は、アジャイル開発※について紹介です。

既に知っている方は多いかと思いますが、アジャイルとは、ウォーターフォールのように
どの機能を誰がいつまでに、のようなことを決めず、ある程度抽象的な最終地点へ向けて設計、製造、
テスト、リリースを繰り返します。

そのサイクルを「スプリント」と呼び、スプリントの最終日に行う成果物のレビューを振り返り、
次回スプリントの計画発表を「イテレーション」と呼びます。

ちなみに私が所属したチームは1スプリント1週間でしたが、特に1週間である必要はありません。

そんな風に、アジャイルだからと言って教科書通りにする必要はなく、あくまでもアジャイルという型に沿いつつ、日々のイテレーションでルールを更新していたため、少しずつ開発効率が上がっていく様を
肌で感じることができました。

私がそのプロジェクトに参画したときはまだ新米もいいところのPGでした。
しかし、自分のようなスキルも乏しいPGがいきなりそれなりに大きなシステムの新機能実装に参加できたのは、アジャイル開発で一番重要ともいえるある方針があったからです。

それは、「チーム全体によるスキルの平均化」です。

チームの参画者は新米PGでもいいし、インフラの経験しかなくてもいいし、PHPしか触れたことがなくてもよくて、大事なのはそれぞれの尖ったスキルや足りない部分をお互いで補い合うことで1スプリントの成果物の品質をみんなで上げていくことが可能になります。

そのプロセスを経てプロジェクトを終えるころにはそれぞれの尖ったスキルが別のチームメイトへ伝染していき、一人一人のスキルのグラフが大きく丸くなっていくのもまたアジャイル開発の魅力なのではないかと思います。

最後に私が受けたアジャイル研修の導入で聞いた有名な寓話を紹介し、
今回の週刊DXを締めくくりたいと思います。

「きこりのジレンマ」
旅人が森へさしかかるとぼろぼろの斧をもったきこりが木を切っていますが、
非常に時間がかかっています。
旅人が「斧を研いではどうか?」と言っても、
きこりは「木をきらなくていはいけないから、そんな時間はない。」といいます。

まずいいから斧を研ぎなさいよ、と思いますが、実際の業務では「今すぐに!」とはいかないのも事実ですよね。
日々少しづつでも斧を研ぐことができればいいものです。

※アジャイル開発:システムやソフトウェア開発において主流になっている開発手法。ビジネスの価値の最大化に向けて、顧客に価値のあるソフトウェアを早く、継続的に提供するためのアプローチです。

IT技術で過疎化や少子高齢化の問題が改善されたら超!DX

こんにちは。エイデイケイ富士システムの杉沢です。
ここDXセンターに来て1年が過ぎました。同時に営業としての活動も1年が過ぎました。

お客様にも恵まれ多数の方々と関わることが出来、様々な業種や仕事の仕方、お客様の抱えている課題、希望や思いを知ることが出来ました。
まだまだ未熟ですが、これまでの東京地区で働いてきた知識と経験を地元秋田のお客様に共有しより良いご提案が出来るように活動していこうと思っています。

今回は、秋田県における問題の一つでもある人口減少から起こる『限界集落』について考えてみました。
ご存じの方もいるとは思いますが、限界集落とは人口の50%以上が65歳以上で、農業用水や森林、道路の維持管理、冠婚葬祭などの共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落のことです。(ウィキペディアより)

2020年の総務省の発表では、65歳以上の高齢者が人口に占める割合が50%を超えた「限界集落」は、
2019年4月時点で2万372か所になっています。それから3年さらに増えているでしょう。
なぜこのテーマにしたかというと、私の実家付近がまさにそういう状況になっているからです。
実家に帰省するたびに、何か改善出来ないかとかいろいろ考えたりはしますが結局一人では何もできずただ、もやもやするだけ。。。

限界集落になった場合、デメリットばかりが目立ちます。
若者が居ない。子供が増えない。働く人が減る。集落の維持が困難。収支が減る。土地が枯れる。人が来ない。店がなくなる。バスが停まらない。負の連鎖そのものです・・・

私の実家の場合。ほとんどが農家ですが、高齢化で次の世代がいなく田畑を手放して出ていく方や、何もできなくて荒地化となっている部分が年々増えています。私のところも父親がなくなって兄と出来る範囲を引き継いでいますが一部は荒地化してすでに森林化しています。(自然って数年何もしないと林や森になります)
空き家だって当然増えて、崩壊の危険、何かが住んでいる?恐怖。。。TV番組などで取り上げられたりしていますが・・・それが付近でも発生しているということが現実です。

この「限界集落」とIT、DX(デジタル化)について今ならいろいろなことが考えられるのではと思っています。
これだけのIT技術が発達し世の中で普通に利用されていることもあるでしょうし!
今回は、どういったことが考えられるかということを考える事にし、次回に実際の取り組み事例や実現している事象などを調査して書かせて頂きたいと思います。

まずは、思いつくこと、ネットなどで取り上げられていることや取り上げられそうなことを纏めました。
・ドローンでの荷物配送
・無人バス・タクシー
・無人農業機械
・会話ロボット
・見回りロボット
・遠隔診療
が直感的に出てきました。。。

お気づきかとは思いますが、どれも改善するようなものではありません。
私の考えとしては、まずは今住んでいる方々が住みやすい!と思える町にならないことには人口減少には歯止めが掛からないと思います。お年寄り、若者が働きやすく、住みやすく将来に不安を抱えないような暮らし!

こういったことを実現するためには管理する企業が町には必要になり、そういった働き場所が増え、それに合わせて娯楽施設やインフラが改善してくることでさらなる町全体の改革が出来てくるのではないかと思っています
今回、このテーマで記載したのは実家の事もありますが、車で出かけたときに昔ながらの素敵な町などがどんどんなくなってきて荒れてきているのを何度か見てきて少しでも多くの人に感じ取って欲しい、何か役に立つことは無いか、そういった手助けの1つになればいい!と思って書かせてもらいました。

本来のDXと内容とは異なりますがIT、DXを通じて皆さんがWin-Win-Winになれたらです。
(IT技術で限界集落が改善されたら...「超!DX」なると思います。)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
地域情報ソリューション課 地域営業担当
TEL:018-838-1173

---------------------------------------------------------------------------------------
あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター

Copyright(C)、エイデイケイ富士システム株式会社、掲載記事の無断転載を禁じます。

一覧を見る