2023/09/07

【No.74】ChatGPTを使うかどうかなんて、議論するだけ無駄!

※MA:マーケティングアドバイザー いがらし部長:営業部の責任者
 真弓課長:弊社のやり手マネージャー兼SE

MA
前回お話した、ChatGPTの結果を話しましょう!
ChatGPTの結果をお二人はどう見ましたか?
真弓課長
結構使っている人がいたなー、って印象でしたね。
いがらし部長
そうは言っても、半数は社会的な責任やセキュリティなどの面で、不安や課題を持っているために、半数は様子見という結果もなるほどと思いました。
真弓課長
そうですね。なかでもアンケートの回収数が増えてきていることがなによりうれしかったですね。それだけ企業の方の関心も高まってきているということですよね。
特に最近のITトレンドについては。
MA
そうだね、ではまずは4回目の秋田県内の調査結果のChatGPTの調査結果をだしましょうか。
その前に、ChatGPTを使うかどうかの議論の前に、この生成AIが世界にリリースされたのが、2022年11月、まだ市場に出てから1年も経っていないという現実。その中で、秋田県での民間企業で、すでにこれだけの認知と利用状況であり、しかも利用することを前提とした、正しい見識や理解を持っているということに驚いたね。実は、ChatGPTがどこまで使えるのかを試す意味でも、この調査レポートは結構実際に使っているんだよね。
真弓課長
えー、さすがですねー、どう使ったんですか?
MA
調査報告書は、まとめとかは、大半が自分一人で書いているので、文章の校正や論理チェックなどを都度他の人に頼めないので、アシスタントとしてChatGPTを試してみたんだね。
いがらし部長
ほー、実際にどうでした?
MA
論より証拠ということで、まずは使ってみる、これは大事だよね。結論としては、なかなか頼りになるツールであったということがわかった。今回は、文章の校正や表現の揺らぎなどの補正なども試してみたかったのだが、実際のところ、自分の文章のくせのような、好みなどが分かりにくさにつながっているということが分かった。いやはや良くできているなと感心した。
いがらし部長
どう使ったんですか?
MA
何かを教えてくれとかの検索的な問いかけではなく、すでに自分が書いた文章や論考や文章構成などを書きだして、この構成や文章校正、揺らぎなどのチェックをお願い!というようなミッションをChatGPTに問いかけたというやり方を今回は試してみた。
真弓課長
へえー、それでどうでしたか?
MA
それがね、意外に面白くて、具体的にどうなったかだけど、それがこんな感じ。
元の文章がこれ(今回の報告書の冒頭の感想部分の自分の文章)。
「IT/DXなどの有益なツールや仕組みを多くの企業が必ずしも十分に利活用できていないということは、特に秋田の特異な現象ではない。全国的にIT/DXの利活用への提案や情報提供が不足している状況がその利活用が進まない最大の要因の一つだ。少なくとも企業に対する各種の支援やサポート体制が企業活動の推進には必須の要素になる。
そして今回の調査結果でも明確になったDX・IT人材の教育・育成・サポートは企業にとって重要な課題となっている。その先にはChatGPTのような次世代AIを企業でうまく活用を進めるべき時期が2023年からだと言えよう。」

それで、この文章をChatGPTには、このテキストを全部入力して、文章構成や文字校正、揺らぎなどのチェックをおねがいします!と割と低姿勢で依頼した(笑

そしてChatGPTによる修正文がほぼリアルタイムで回答された。

「多くの企業が、IT/DXなどの有益なツールや仕組みを十分に利活用していない現象は、秋田に限らず全国的な課題です。IT/DXの利用を促進するための提案や情報提供が不足している状況が、その進展を妨げる主要な要因となっています。企業の活動を支えるためには、少なくとも企業に対する各種の支援やサポート体制が不可欠です。
また、今回の調査結果からも明らかなように、DX・IT人材の教育・育成・サポートは企業にとって重要な課題となっています。この課題を克服することで、2023年以降にはChatGPTのような次世代AIを企業内で効果的に活用する機会が訪れると言えるでしょう。」

いがらし部長
確かにChatGPTの文章のほうが分かりやすい感じがします。ただし、MAらしい、表現などの味が減っている気がする。まあ、人らしさが薄れているというか、間違いのなさが勝った文章に置き換えられているような感じですね。
MA
そうそう、良いことを言ってます。まさに正解を吐き出しているわけではなく、過去の表現やテキストなどの膨大なデータベースをもとに、より「良さそうな回答」を示してくれている、しかも、ヒトの依頼条件に沿って、回答してくれるという、まことに忠実なサポートを行うツールであるということが分かった。でも、自分としては、文章の嗜好としては、ChatGPT先生は、必ずしも満足ではないですが、参考にはなったな(汗
いがらし部長
確かにいろんな場面において、まっさらな状態からChatGPTにすべてをお任せするという使い方もあるだろうし、自分が利用したような、補助的な活用方法もある。各種レポート作成、議事録などもそうだし、膨大な報告書などを要約したり、図版や表に編集したりだとか、まことに使い出があるし、実際に活用シーンがイメージできるね。
MA
まあ、使うことを制限するとか規制するという意味では、現状大手のITプラットフォーマー(グーグル、マイクロソフトなど)で標準搭載されて無料で利用できるようになっているので、もはや活用を規制するということは、もはや不可能に近いね。
真弓課長
そうですね、いかに有効に適正に活用していくかの段階ですね。
MA
その意味で言えば、今回の秋田の調査結果は、まさに驚くべき結果と言わざるを得ない。なぜかと言えば、ここまでAI的なツールを一定程度の理解のもとで、活用を前提に見ていたということだ。デジタルの新たな世界が一気に開いた感じだ。ひろい意味でいえばDXといえば、そうだけど。
真弓課長
ChatGPTに関する調査結果も以下にあるので、じっくり見て他の人も教えてあげなくちゃ。次回は何の調査結果かな?楽しみですー

※調査結果のプレスリリース 参考資料

【ニュースリリース】「第4回秋田県内の企業における ICT 導入実態(DX)と景況感に関する調査」調査結果 | 一般社団法人 秋田RPA協会 (rpa-akita.jp)

※ちなみに、今回の文章のチェックをChatGPTに問いかけたところ、「提供していただいた文章をチェックしましたが、特に問題はありません。元の文章は、ChatGPTの利用結果に関する会話と、その詳細な説明を含んでいますね。ChatGPTを活用した方法やその結果についての議論が十分に表現されています。また、ChatGPTによる修正文も挿入されており、元の文章との比較も行われていてわかりやすいです。調査結果の内容も明確に示されています。もしご質問や修正がある場合はどうぞお知らせください。」ということでした。。

営業メンバーによるお役立ち情報!

秋田県デジタルソリューション体験会に参加しました

こんにちは、エイデイケイ富士システムの川本です。

秋田県デジタルソリューション体験会に参加しました。
弊社は「RPA + ローコード」というテーマで、
主にBizRobo!やkintone、AI-OCRなどのローコードツールをご紹介させて頂きました。

秋田県総合防災課様では、災害時の情報収集業務をRPAで自動化しており、
その事例を元にして、さらなるデジタル化が可能な部分について
具体的なツールの活用方法等を踏まえながらお話しさせて頂きました。
特に弊社のRPAブースには多くの職員様がご来場くださり
まだまだ自動化への関心が高いという事がわかり、
改めてデジタルツールを活用したDX推進が重要であると感じました。

弊社は約5年前から秋田県様のRPA導入をご支援させて頂いており、
業務選定からRPA導入後の効果検証までさまざまな形で自動化のサポートを行っております。
そして昨年度はサーバー型のRPAを導入し、
職員様ご自身で自動化を行う事がよりやりやすい環境が構築されました。

今年度からは職員様自身で業務フローを設計し、RPAツールで自動化する事を
学んでいただく形で実践研修を開始しました。
弊社は引き続き、その自動化のサポートを
これまでの経験を活かしながらご支援させて頂いております。

ローコードとはいえ、最初は戸惑うかもしれないRPAですが、
秋田県職員様の理解の速さに驚きつつ、
自動化に向けた取り組みがより浸透していくために
我々ができる事を引き続きご支援させて頂ければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

弊社はデジタル活用に関する相談を受け付けています。
デジタル化に関する課題や困りごとなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
専門のスタッフが丁寧に対応いたします。

<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
DX推進課 DX推進担当
TEL:018-838-1173

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター

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