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2023/12/14
※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE
このコラムをご覧下さりありがとうございます。営業の五十嵐です。
私に当番が回ってくるサイクルも半年に1回となってしまい、少し寂しい気もしているのですが、弊社のバラエティに富んだ営業担当からさまざまな情報発信ができるのはとても嬉しい事です。
約2週間に1度、このコラムにちょっとでも目を留めていただけると幸いです。
さて、今回は一応DXに絡めて話をしたいと思うのですが、そのまま話題にすると堅苦しい話になりそうですので、最近出かけたミルハスのイベントと絡めて書きたいと思います。
12月3日(日)、私の敬愛する元BOΦWYのギタリスト布袋寅泰氏のライブが、あきた芸術劇場ミルハスで行われました(大丈夫です。最後DXにつなげますので)。19年ぶりの秋田公演ということで(19年前も観に行きましたが)、「これは絶対に行かねば」と一般の先行予約抽選を気合で突破し、9列目で観ることができました。ミルハスも布袋さんも、いやぁ良かったです。最高に盛り上がりますので、皆様も是非布袋さんのライブに・・・おっと営業コラムから逸れるところでした。
勘の良い皆さんは、「どうせ電子チケットとか、その辺をDXに絡めて話そうとしているな・・・」と予想してますね?
ということで、ご期待に応えますが、そうです今回私が購入したのは電子チケットでした。紙チケットと電子チケットの両方に対応したコンサートで、入場時に電子と紙で並ぶ列が分けられたのですが、私の体感では、2:3位で電子チケット組が少ない状況だったと思います。
正直、電子チケットって、ちゃんと使えるか不安だったりもするものです。今回は、入場ゲートに設置されたカメラに、電子チケットアプリのQRコードをかざす方式だったのですが、その結果を目視チェックしている係員がいて、入場者一人一人に「はいOKです!」と声掛けして、OKと言われた人が通過しているという状況でした。
これは果たしてデジタル化による業務効率化ができているのだろうか・・・?などと、若干職業病的な感想を持ちながら入場したのですが、利用時の分かり易さなど、まだまだ課題もありそうです。
さて、会場に入場し、今度は自分の席を探すことになるのですが、これは電子だろうが、紙チケットだろうが変わりません。よく見ると椅子の背もたれの上に小さく書かれている番号を見ながら、こっちか・・・いやあっちか・・・とウロウロ。広い会場で自分の席までナビゲーションしてくれるアプリがあれば便利だな・・・自分の席の近くに行ったら光って教えてくれないかな・・・などと思いながら、自分の席を無事発見し着席しました。
思いのほかステージに近く、「よし!」と思っていたら、会場アナウンスが・・・ロビーでのツアーグッズ物販の案内でした。
皆さんもご存じかもしれませんが、音楽の配信サービスの普及に伴い、コンサートでの物販収入に力を入れるアーティストが増えたという話を聞きます。Tシャツ、タオル、キーホルダーなど、昔からのおなじみのグッズをはじめ、昔とは比べ物にならないほどのクオリティの高さ、品揃えの多さ!私の場合、衝動買いで余計なものまで買ってしまうため、「いやいや、後からネット通販でも買える...」と思いとどまり、ライブの開始を静かに待つのでした。
・・・2時間弱の熱狂のライブが終わり、自宅に帰ると、今度はアーティスト公式SNSのチェックです。ファンとしては、果たして秋田公演がどうだったのか、アーティストの感想が気になるものです。結果、秋田公演は非常に盛り上がったと感じてもらえたようで、胸をなでおろしました。
とはいっても、他の会場を見たわけでもなく、ファンとしては他の会場より盛り上がったのかが気になります。定量的に盛り上がりが数値化されていれば比較もできるのですが、アーティストサイドに忖度してる可能性のあるコメントが今の所の判断基準でしかありません。歓声の大きさは分かり易いかもしれません。そこでちょっと思ったのですが、会場全体のうねり的なものを定点カメラで捉えてAIで分析すると、何となく盛り上がりの指標になりそうな気もします。盛り上がりの定量的な分析ができれば、マーケティング的な視点でコンサートの曲目や演出を選択できるようになるかもしれませんね。(既にされていたらすいません)
...と、ここまでデジタルに無理やりこじつけながら、ミルハスに行った記憶をたどり、デジタル化でもっと色々良くならないかな...といった文脈で書いてきましたが、現場で感じたちょっとした不満点、デジタル化をもう少し進められればな・・・といった感想はさておき、実際のところ音楽業界自体は、他の業界よりも早い段階でデジタル化の影響を受け、ビジネスモデルを変えてきた、いわゆるDXを実現している業界だとも感じています。
転機になったのは、やはり楽曲の配信サービスの普及でしょう。CD売上が激減したことにより、レコード会社やアーティストの従来のパッケージビジネス的なモデルは大きな打撃をうけ、現在では、前述したリアル物販に加えネット通販を強化しているようです。また、ファンクラブ収入、有料動画配信収入など、サブスクリプション的な収益モデルにも注力しているアーティストも増えているように思います。
従来のパッケージ製品(CD、ブルーレイ等)は、コアなファン向けにプレミアム感満載な製品として差別化が図られており、かくいう私もプレミアム沼にはまって抜け出せないタイプだったりしますが、この辺はIT系のオンプレミスからクラウドサービスやサブスクリプションモデルへのシフトと似ているように感じます。
消費者へのアプローチも、X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなど、マスメディアを通さず、消費者個人へ直接的にアプローチしやすい方法をとっていますよね。
この辺は若者のテレビ離れも要因でしょうか。
このように、改めて思い返すと、いつの間にか、音楽と情報の入手の仕方、接し方が非常に大きく変わってしまっていることに気づきます。
音楽業界の方々から見れば、外部(IT業界)からの変革の圧力を受けた形ではありますが、楽曲配信サービスの普及というデジタル革命に端を発し、ネットワークを始めとしたさまざまなデジタル基盤が整備されてきたことにより成し遂げられた、DXの実例なのだなとしみじみと思う今日この頃です。
この音楽業界のように、外圧をきっかけとして、変革とまでは言えなくとも、変化する事を余儀なくされるケースが今後多くなるのではないかと考えています。
具体的には、自社の取引先の影響で、新たなデジタル化戦略を推進するケースなどです。大口の取引先の要求に応える必要がある・・・などございませんか?その他、10月から始まったインボイス制度、来年1月からの電帳法改正の影響など、今後もちょっとした変化が求められるケースはいくつも出てくると思います。
現在当社では、デジタル化やDXに関するご相談への対応を強化しており、業種・内容問わず、ご相談をお受けしております。ご相談は無料で承っておりますので、少しでもデジタル化、DXでお困りでしたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
・・・最後は露骨に宣伝になってしまいましたが、師走のお忙しい中、
ここまでお読み下さり誠にありがとうございます。
次回の営業コラムも是非お楽しみに。
<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
DXセンター DX担当まで
TEL:018-838-1173
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