2024/01/11

【No.83】想像力を働かして、より良い未来を創ろう!

※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE

MA
新年、あけましておめでとうございます。みなさん、本年もよろしくお願いしますね。そして、良い1年にしましょう。
かわもと部長
はい!本年は、昨年よりさらにぐっとDXを進めたいですね。よろしくお願いします!
真弓課長
もちろんです。新年早々、日本中でいろいろありましたが、もう良くなることしかないと思って頑張りますー。
MA
それでね、新年早々に言いたいんだけど、仕事についてもそうだけど、生きるということでも、基本的な心構えや行動するための規範的なことを伝えたいなと思っています。
かわもと部長
えー、なんだろう?
MA
前々から思ってたんだけど、みんな少しだけ想像力が足りないなと感じるときがあるんだ。特に言葉についてなんだ。
例えば、DXであり、デジタルであり、ITだね。この言葉を発するときに、本当に自分の理解の上で、誰かに納得できるように伝えていることができているのかどうか。もっと言えば、本当に伝えようと努力しているかどうか。実際は、とりあえず発しているだけのことはないだろうか?つまり、伝える相手のことを考慮していないのではないかな、ということ。
真弓課長
まあ、そうですけど、ほとんどの人はそういう風に、まあいいかと思って周りに伝えていると思いますよー。
かわもと部長
ちょっと、具体的にはどういうことなんでしょうか?
MA
まあそうだよね。どの視点に立っているか、誰に向けて言っているか、あたりのことなんだよね。それは想像力ということでもあるんだけどね。
真弓課長
えー、ますます分からなくなってきた。。。
MA
はいはい、分かりやすく言うとね、我々の常識という視点で考え、伝えているということが実際は仲間内の言語であって、実際は多くの人に伝わっていないことが多いかもしれないということ。つまりは、本当に伝えたい人に内容をきちんと伝えていないということ。
真弓課長
それはDXということの理解と伝える内容、伝え方について言ってますよね?
かわもと部長
そりゃあそうだね。自分でも明確にDXをモノにしているとは思えないし、日々頑張って理解を深める努力はしているけど、なかなかお客さんに分かりやすく伝えられていないと思うね。やっぱり深い理解が足りていないかもしれない。
真弓課長
ああ、特にIT系の専門用語的な言葉を無意識に使って提案書に書いたり、話すことは多いかもしれないです。あんまりいろいろ考えすぎると面倒だし、ついつい自分の専門辞書的な頭で言語化しているのは否定できませんね。
かわもと部長
上から目線的なことを、意識せずに行っているかもしれませんね。楽だしね、そっちのほうが。ついてこれない人はまあいいやって。
MA
楽だから、面倒だから、分かる人だけに伝えるということが、どこか日常的になっていて、いわゆる上から目線で、良く分からない人の立場を理解しない、想像力がなくなっていないかということを、本年のひとつのテーマにしたいんだよね。もちろんDXについてだけではないよね。
かわもと部長
それって、国で言うような「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」※というスローガンのようなことですかね。具体的にどうすることなのかが分かりにくいこと。
https://www.digital.go.jp/policies/priority-policy-program
真弓課長
そういうの結構ありますね、何かスローガンは聞いて知っているけど、具体的に何かは良く知らないこと。少なくとも川本部長のそれは自分にはそう思えましたが。
MA
ほらね、自分の身になって考えると、やっぱりピンとこないことが結構あって、それは伝わる視点が違うために分かりにくいということだよね。ということは、全ての人にメッセージを公平かつ平等に伝えることがどんだけ難しいかということ。そして全ての人に向けてのメッセージをある分野やある層の企業や人に伝える際には、その層に向けての内容や伝え方が重要だということになるわけだ。
かわもと部長
なんか分かってきました。MAの言わんとしていることは、DXを我々が外部に伝える、提案するときに、誰に対して、DXをピンと来るような表現で理解できるように伝えることが大事ということですね。
真弓課長
そうですね、そのためには、我々自身のDXの深い理解と解釈が必要になりますよね。案外ハードルが高いですね。まだまだ本当に意味で確立しているとは言えないDX周りの実像がぼんやりしてますから。
かわもと部長
おいおい、正直すぎるね、それ(笑)。
MA
まあ、そんな背景もあって、DXを推進する側でのいわゆる楽屋落ちというような仲間だけで成り立つ会話が目立つ。仲間内だけでなく、外部に対して提案する我々としては、この視点はNGだね。外部に対してはあってはならない。誰に対して新しい技術や提案を語る場合に提案される側の視点に立つ、この前提を忘れないで欲しい。自分の場合の経験、いまでもそうだけど、この種の話をする前に、自分の子供に分かるように伝えることができるかを一つのテストとしていたよ(笑)。
かわもと部長
専門家だけが分かることではなく、身近な人にも分かるように想像力を働かせて難しい内容を分かりやすく伝える努力をすることが大事ということですね。
MA
案外簡単そうに見えても、自分と相手の常識や知識などを考えるということが、実際はとても大変だけど、お互いに理解しあえて良い関係を築くことにもつながることになる。もちろん自分の成長にもなるわけだ。自分が納得することを通じて、周りに伝えたいという基本を是非心掛けてもらいたいと思う。
真弓課長
良い話が聞けたことだし、突然ですが、私の今年のスローガン言っていいですか?
かわもと部長
聞きたい!
真弓課長
秋田の未来をDXで変えよう!
MA
ほう、でもね「未来を変えよう」なんて、ちょっとおかしい。未来を変えるという人は、真弓課長は未来が見えているのか、といいたい(笑)。過去を振り返る、現実を変えよう、そして未来を創る、というのが自然な流れだよね。
真弓課長
つまり、未来を想像する、そうあって欲しい、なるかもしれないという思いで、これからの未来の企業などの姿を創造する、ですね。
かわもと部長
そうだね、今より嬉しい未来を創っていくために、IT、DXなどの先進技術をうまく取り入れていこうという機運がとても明確になりつつあると信じて、今年も頑張りましょうー。

営業メンバーによるお役立ち情報!

皆様の現在地は?

新年明けましておめでとうございます。エイデイケイ富士システムの信太です。
今年は元旦から痛ましい地震に見舞われ、また、航空機事故も発生し何とも不安な幕開けとなりました。
被災された皆様および航空機事故に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

新年1回目の今回は、「DX推進指標」について書きたいと思います。

DXは、本来、データやデジタル技術を使って、顧客視点で新たな価値を創出していくことである。
そのために、ビジネスモデルや企業文化などの変革が求められる。しかしながら、現在、多くの企業においては、
 ① どんな価値を創出するかではなく、「AIを使って何かできないか」といった発想になりがち
 ② 将来に対する危機感が共有されておらず、変革に対する関係者の理解が得られない
 ③ 号令はかかるが、DXを実現するための経営としての仕組みの構築が伴っていない
「DX推進指標」は、現在、多くの日本企業が直面しているDXを巡る課題を指標項目とし、上記関係者が議論をしながら自社の現状や課題、とるべきアクションについての認識を共有し、関係者がベクトルを合わせてアクションにつなげていくことを後押しすべく、気づきの機会を提供するためのツールとして、策定したものである。
(経済産業省 DX推進指標(サマリー)より)

経済産業省が「DX推進指標」の策定に至った背景は「日本企業のDX推進がなかなか進まないから」と言われています。「ビジョン」「経営トップのコミットメント」「推進・サポート体制」「ビジョン実現の基盤としてのITシステムの構築」などに分類された9つのキークエスチョン+サブクエスチョンで構成されています。
それぞれのクエスチョンの成熟度レベルを記載することによって、
 ① 社内関係者間での認識共有
 ② 社内の課題を明確にしたうえで、次のアクションへの議論が行える
 ③ 毎年診断を行うことで、自社のDXの取り組みの進捗管理が行える
などのメリットがあります。

※話は完全にそれますが、
「question」の発音記号は「kwéstʃən」で、読み方は「クウェスチョン」である。カタカナでは「クエスチョン」と表記されるのが一般的である。(Weblio辞書より)
読み方は「クエッション」ではなく「クウェスチョン」で、カタカナでは「クエスチョン」が一般的なことに驚きを隠せません・・・。
【世界ふしぎ発見】のミステリーハンターって「それではここでクウェスチョン」って言っています??
今度、注意して聞いてみます。
そんなことはどうでも良いので話を戻します。

定性指標の成熟度レベルは以下の0~5があり、【皆様の現在地】と次に向かう目標が把握できるのでご興味のある方は自己診断を実施してみてはいかがでしょうか。

レベル0:『未着手』・・・経営者は無関心か、関心があっても具体的な取組に至っていない
レベル1:『一部での散発的実施』・・・全社戦略が明確でない中、部門単位での試行・実施に
      とどまっている
レベル2:『全社戦略に基づく一部の部門での推進』・・・全社戦略に基づく一部の部門での推進
レベル3:『全社戦略に基づく部門横断的推進』・・・全社戦略に基づく部門横断的推進
レベル4:『全社戦略に基づく持続的実施』・・・定量的な指標などによる持続的な実施
レベル5:『グローバル市場におけるデジタル企業』・・・デジタル企業として、グローバル競争を
      勝ち抜くことのできるレベル

弊社では皆様がDXを進められるために、伴走支援として以下の活動を行っております。
【主な支援内容】
 ① 「DX推進指標 自己診断」の実施支援
 ② DXに向けた課題分析のためのコンサルティング
 ③ DXに向けた実行計画の策定支援
 ④ DXを推進するための社内体制の整備に向けた戦略策定支援
 ⑤ DX実行におけるKPIの設定支援
 ⑥ マネジメント体制の構築支援

上記、お困りごと、疑問などございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。
弊社はシステムのスクラッチ開発から様々なハードウェアやソフトウェア、DX関連についてのご相談を承っております。弊社も既に認定を受けておりますが、経済産業省の『DX認定』取得に関するご相談にもお応えしますので是非!
(経済産業所 DX認定制度(情報処理の促進に関する法律第三十一条に基づく認定制度))
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-nintei/dx-nintei.html

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

<お問合せ先>
DXセンター DX担当までお申し付けください。
 TEL:018-838-1173
 Email: dx-lab@adf.co.jp

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社

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