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2024/01/25
※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE
こんにちは。DXソリューション部 営業担当 最上です。
2024年2回目のお役立ち情報です。
ここ最近、目にした記事のなかで気になったのが、LTV(Life Time Value)「顧客生涯価値」 です。
ある顧客が自社と取引を始めてから終了するまでの期間「生涯」に、自社にどれだけの利益をもたらしてくれるかを表した指標です。主にECなどの分野で活用されているようですが、その観点が非常に面白いと感じましたので、ご紹介させて頂きます。
LTVを理解することで、単一の取引だけでなく、顧客全体の将来的な価値を考慮に入れることができます。これにより、長期的な収益を最大化するための戦略やサービスの提供が可能となります。興味深いのは、一旦計算式において金額を出すということです。この対価に見合うものを提供していくということですので、簡単なことではありません。どのようなことをポイントとすれば良いか考えていきたいと思います。
◎LTVの計算方法
LTV=平均顧客単価×収益率×購買頻度×継続期間-(新規獲得費用+顧客維持費用)
例えば、サブスクで
平均顧客単価1万円、収益率50%、 購買頻度 年12回、継続期間5年
の場合
LTV=1万円×50%×12回×5年=30万円
となります。
上記の例では、サブスクなので平均顧客単価は均一ですが、システム開発や、ソリューション導入の場合、平均顧客単価、購買頻度、継続期間が低いとなると進める側の提案内容にも課題があるのかもしれません。LTVを高くするためのポイントについて理解を深めていきたいと思います。
◎LTV向上に必要なこと
・顧客ニーズの理解と適応(顧客創出、継続)
顧客ニーズや要望を理解し、それに適応したサービスや製品を提供していくことが必要です。長期的な関係構築において、顧客の満足度は重要な要素となります。
・リソースの最適配置(収益率向上)
特定の要望や機能、プロジェクトに焦点を当て、リソースを最適に配置し効率よく推進することができます。
・顧客ロイヤルティの向上(継続、紹介)
品質の高いサービスや製品を提供し、顧客満足度を向上させ、リピートビジネスの機会を増加させることができます。紹介による新規顧客創出も期待できます。
・アップセルやクロスセルの機会(平均顧客単価向上)
LTVを理解することで、顧客に追加の価値を提供する機会が増えることが見込めます。また、アップセル(上位製品)やクロスセル(追加提案)のマーケティングを実施することで、2次販売機会を生み出すことができます。
・マーケティング戦略の最適化(顧客創出、費用低減)
LTVを把握することで、効果的なマーケティング戦略を策定できます。顧客の価値を理解することで、マーケティング予算を最適に配分し、収益性の高いキャンペーンやプロモーションを展開できます。費用対効果も算出できるようになります。
ここまでまとめてきましたが、顧客生涯価値(LTV)は売り手目線の指標で、顧客が企業にもたらす収益を評価するものですが、いざ企業がLTVを高めていこうとなると長期的視点かつ顧客視点で、顧客が得られる価値やサポートを理解し、提供していくことが必要だということがわかりました。
LTVが高いお客様に、何を提供できているから購買継続されているのかを分析し、他のお客様にも広げていきたいものです。
LTVは、ビジネスにおいて重要度が高まってきている指標です。活用推進するためには、MA(マーケティングオートメーション)やCRM(Customer Relationship Management)ツールの活用が有効とされています。
弊社でも提案サービスが御座いますので、話を聞いてみたいという方は是非お問い合わせください。
DX関連についてのご相談を承っております。弊社も既に認定を受けておりますが、経済産業省の『DX認定』取得に関するご相談にもお応えしますので是非!
(経済産業所 DX認定制度(情報処理の促進に関する法律第三十一条に基づく認定制度))
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TEL:018-838-1173
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