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2024/04/18
※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
		真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE
		
		
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どうも、大塚です。花粉症や、気温の変化がありすぎて疲れが取れない季節になってきています。
		そのなかで興味のある話題が最近ありました。
		
		皆さんも知っていると思いますが、最近、某メジャーリーガーの銀行口座から約6億8000万円の不正送金があったみたいです。(合計だと24億5000万円)手口がどんどん明らかになってきていて、ついつい情報を追ってしまう今日この頃です。
		そこで不正送金の対策はどうなっているのかと思い、不正送金の対策について調べてみました。
		
		
		まず、不正送金とは、悪意を持った第三者が自分の口座にアクセスして口座残高をどこかへ送金する犯罪行為です。
		そして日本でもインターネットバンキングの普及と新しい犯罪手法の開発により被害が急激に増加しているようです。
		令和6年1月24日付で金融庁からフィッシングによる不正送金に関する注意喚起がなされているのですが、令和5年11月末での被害件数は5,147件、被害額は約80.1億円で過去最高との事です。怖いですね。
		
		不正送金が起こる主な原因ですが、
		・フィッシング詐欺
		 :メールやSNS等を用いて偽サイトに誘導し、銀行口座へのログイン情報を盗み出す行為です。
		  メールやサイトは精巧に作られていて本物と見間違う可能性がある。
		・SIMスワップ詐欺
		 :SIMに不正アクセスしてスマホを乗っ取り、攻撃者自身や仲間の口座へ不正送金をする詐欺手口。
		  過去には免許証を偽装し、SIMスワップ詐欺に加担し逮捕された事例があります。
		・マルウェアなどのウイルス感染
		 :マルウェアが自分のデバイスに入る経路としては、悪質なメールの添付ファイルを開いてしまったり
  不正なソフトをダウンロードしてしまうことなどです。
		・クラウドサービス等に不正アクセスされる
		 :様々なサービスの認証(ID/パスワード)情報をクラウドサービス上に保管している場合、
  そのクラウドサービスに不正アクセスが発生した時、全てのログイン情報が漏えいする
  可能性があります。
		・金融機関からの情報漏洩
		等があげられるようです。
		
		それに対して、某大手金融機関での対策としては、
		・トランザクション認証機能導入
		 :登録振込先以外への振込時に使用。
		  振込先の口座番号を入力するとワンタイムパスワードが発行されます。
  このワンタイムパスワードと振込先口座番号がひもづけされ、指定した振込先であることを確認、
  振込先口座情報の不正書き換えによる不正送金を防止することができる。
		・メール式ワンタイムパスワードの導入
		 :振込等の取引時、他人からのアクセスの可能性があるとシステムが判断した場合、銀行より
  認証用暗証番号等を登録したメールアドレスに送信。当該取引を実行するには、認証用暗証番号の
  入力が必要なため、不正利用防止に有効な対策となります。
		・24時間365日モニタリング
		・ウイルス対策ソフト無償提供
		等を行っているようです。
		それでも完全に防ぐことができないようなので、個人でも対策が必要ですね。
		
		個人での対策では
		・使っているデバイスを最新の状態にする。
		・セキュリティソフトの導入
		・多要素認証を導入
		・金融機関の利用設定を変更
		・フィッシングメールを開かないようにする
		などがあげられます。
		基本的な対策がいかに大事かという事ですね。各金融機関でもホームページで注意喚起と防止策について案内がされているようですので、皆さんも一度見てみてはいかがでしょうか。
		
		また、フィッシング詐欺は進化してきていて、現在はリアルタイム型というものが
出てきているそうです。 
		名前の通りリアルタイムで入力を把握し、すぐにログインしすぐに不正送金が行われてしまいます。
		多要素認証を導入していてもリアルタイムでワンタイムパスワードを把握されてしまいますので、まずはフィッシングメールを開かないようにするなど、個人のセキュリティ意識を高めることも重要だなと感じます。
		
		最後に不正送金の補償について
		利用者に過失がなければ全額補償されるとのことです。
		
		過失として補償が減額されてしまった例を調べたところ、
		・銀行が複数回にわたって具体的に注意喚起した手口でだまされる
		・警察や銀行を語るものに対し、安易にIDやパスワードを教える 
		・IDなど記した手帳や携帯電話を盗まれて情報を取られる 
		・身に覚えのない残高の減少を認識したのに銀行への通報を怠る 
		などがあるようです。
		
		皆さんも不正送金の被害には気をつけましょう。もしかしたらあなたのすぐ近くに、あなたをだまそうとする人が潜んでいるかもしれません。
		
		
		余談ですが・・・
		ピカソはどれだけ使っても口座残高が減らなかったみたいですよ。
		その理由は・・・
		どのような小さい支払いも小切手で支払いをしていたから。
		お店の人が値段よりもピカソ直筆のサインの方が価値があると思い換金しにいかなかったそうな・・・。
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		あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社
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