2024/05/23

【No.92】DXとワーケーションの関係は、OSとアプリケーションソフトのようなもの

※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE

真弓課長
地元の新聞のコラム※、ついに弊社のSemboku Workplexに触れてましたね!
(※秋田魁新報社 経済コラム:あきたDX事始め)
https://www.sakigake.jp/news/article/20240516AK0015/
かわもと部長
そうそうDXとワーケーションの関係性は何か?というMAの持論でしたしね。
MA
そうだね、今日は、あのコラムの"行間"を読み解いて、なんで我が社が仙北市にSemboku Workplexを進めているかを考えてみよう。
真弓課長
ははー、是非。
MA
ではコラムの出だしの部分から。

『DXとワーケーションは大家と店子のような関係です。いや親戚かもしれません。またはコンピュータでいうところの、基本ソフトとアプリケーションのようなものだとも言えます。

ワーケーションといえば、仙北市にあるわらび座(あきた芸術村)を秋田県民なら知っている人は多いと思いますが、そこにSemboku Workplex(センボクワークプレックス)という施設があることはあまり知られていません。リモートワークが可能なリゾート型のコワーキング施設です。同施設周辺には、温泉もあり、地ビールもあり、宿泊施設があって、地元ミュージカルのわらび座の観劇も堪能できる好立地です。

でも、この施設は「ワーケーション=出張ついでに休暇、観光が楽しめる」というようなステレオタイプではなく、あくまで仕事が優先です。今や大都市圏で働く人が、仕事場所は自分で選択できるようになりつつあります。ここは働く場所を選択できる人、企業、組織に利用してもらうことがぴったりです。一般の方がドロップインで利用することはもちろんですが、施設そのものを丸ごと使って、企業や団体などが研修型の利用が特におすすめです。テレワークに必須な快適なラウンジ、打ち合わせ用の空間、専用のWi-Fi、大型ディスプレイ、セキュリティが整った閉じられた部屋などもあります。最寄りの新幹線駅からJRのMaaSによるオンデマンド交通も施設前から利用できるようになっています。』

かわもと部長
まずはワーケーションについての概略説明と、Semboku Workplexの特徴を述べてますね。
真弓課長
でも、すでに一般的な旅先で仕事やドロップインでの、いわゆる巷で言われているようなコワーキングやワーケーション的なものとは違うというニュアンスが入ってますね。
MA
良い指摘だね。
ワーケーションというキーワードだと、そもそもふるさとテレワークとして注目されていた時期から全国では観光や旅行ではない、仕事や生き方を見直す動きとしての試みがすでに起こっていた。徳島や長野、和歌山などね。秋田県はその意味でも大きく出遅れていた。しかも底流にあったのは、テレワーク、ITであり、DXだったんだね。言ってみれば出遅れた地方球団がメジャーリーグと同じ戦略で対抗するなんて、成功するはずないのは当然。我々もそうだけど。
では、次の部分を続けよう。

『コロナ禍前後の時期、秋田県ではデジタルツールを活用して、テレワークなどを現場で利用できる施設はほぼ無い状態でした。その中で自ら実践して、働き方改革とDXを進めている企業のエイデイケイ富士システム社に聞きました。事業の責任者の取締役櫻田善英氏は「本業はRPAやAIなどのITシステムのDX提案が中心です。しかしユーザ企業に対してはデジタルツールを生かした、リモートワーク、テレワークなどを活用した、新たな働き方も考慮した提案を行う必要性が高まっていました。でも当時は参考となる先行する事例もほとんどなく、自ら第一歩を進めるしかない、そして自社も変わりたいから」として始めたきっかけを語ります。』

かわもと部長
ここでわれらの取締役登場ですね。
真弓課長
そうですよね。自分の反省も含めて、DXというとツール系のビジネス寄りの考えが先走って、本当にDXを生かした働き方まではうまく提案できませんでした。というより、自分も模索中ということもありましたね。
かわもと部長
実際にこの施設で仕事を始めてみて、いろんなことが出来ることに気づいてきましたし、それ以上に多くの課題があることが分かりましたね。むしろできていないことが明確になってきた。
出典:エイデイケイ富士システム Semboku Workplex(Creative Studio)
MA
なので、今起こっていることは、自社の中で、お仕着せのパッケージの提案ではなく、我々ならではの経験からのオファリングを生み出そうとして最中という感じだね。ようやく本当に一歩を踏み出したというところだね。
そして最後も見てみよう。

『「この施設を実践してみてDXの課題と展望が明確になりました。ITやDXをツールとして提案することは得意ですが、働き方まで含めたDXを有効に生かした提案するまでにはまだまだです。しかしこの事業を始めて4年目になって、ようやく現場社員からDXを前提にした施設活用プロジェクトが動き始めてきました。トップダウンから現場への移行がみえてきています。」
同社は2021年4月に同施設をオープンして、同7月に東北で最初の経済産業省のDX認定企業となりました。必ずしも順風満帆ではありませんが、DXをツール的に提案するだけでなく、ここの活用事例を自らショーケースとして実践して県内外の企業などへ展開して視察や体験事例を着実に増やしています。「働く人にとって快適な環境を整備することが大事だと気が付きました。それを支援するのがIT/DXです。まだまだ途上ですが、IT系企業を中心にこの施設の良さを理解して利用が増えつつあります。この場で経験することで、企業独自の新たなDXなどの実践を体得できるきっかけになったと確信しています」』

真弓課長
DXが身近な規範となって仕事や生活に生かせるようになってきた中で、一つのアプリケーションとしてワーケーションがあるということですね。
かわもと部長
やはり近視眼的にビジネスとか特定の現象だけを見ていると大事な本質を見失いますよね。ワーケーションとか、コワーキングとかの単体のものにあまりとらわれず、我々が本質として提供しなくてはいけないことを、Semboku Workplexを含め、常に提案や提供先を意識するということを忘れてはいけない!
MA
まあまあ、そういうことだね。
最後に自分のお決まりの締めとしてはこれだね。

『デジタルとアナログ、オンとオフ、DXとワーケーションという組み合わせの相乗効果を生むきっかけになるかもしれません。秋田の他の施設でも活用できるDX+ワーケーション事例としてのピンとくる取り組みです、いかがでしょうか。』

真弓課長
デジタルとアナログの互いの良さを生かしてこそDXですよね。
ところでそろそろ例年の県内のIT/DX実態調査の時期ですね。また忙しくなりますね。
MA
秋田RPA協会からの大事なお知らせも近いうちにありそうなので、みなさんご協力よろしくね。

営業メンバーによるお役立ち情報!

生成AIでSemboku Workplexのショップカード画像を作ってみました!

こんにちは。エイデイケイ富士システムの佐々木です。

本日は弊社で運営している『Semboku Workplex(ワーケーション施設)』のショップカードの画像を生成AIで作成したことについて書きたいと思います。

ショップカードのデザインリニューアルに伴い、『IT×アート』をテーマにしているSemboku Workplexということで、生成AIのお力を借りて施設の雰囲気が伝わるようなデザイン画像を作成することにしました。

私たちの考えていたイメージとしてはこちらです。
施設内の雰囲気が伝わるもの
何ができる施設なのか伝わるもの
かわいらしすぎないお洒落なテイスト

▼実際の施設写真

始めはBingに「ワーケーション施設で快適に仕事をしている人の画像を作成してください」と依頼をして、 そこからよりシンプルに、カジュアルにと依頼を重ねて進めていましたがなかなかイメージ通りのものが 出来ず悩んでいました。
そこで開発メンバーへ相談し、ChatGPTを活用して作成した画像がこちらです。

▼chatGPTで作成した画像
        

自分が依頼して生成された画像より施設の雰囲気に近かったため、
どんな風に依頼したのか聞いてみたところ、 1回目はSemboku Workplexの画像を
ChatGPTにアップロードして 「この画像をLo-Fi風にイラストにしてください」と依頼。
最初に生成されたイラストはあまりにもポップな見た目だったため、
2回目は「もっと大人っぽい雰囲気にしてください」と依頼したところ、 このデザインが
出来上がったそうです。

言葉だけの依頼ですと要望を重ねて重ねてと納得がいくまで時間がかかってしまいますが、
画像を使用することで希望する雰囲気を伝える程度となるため、より理想とするイメージを短時間で作れることがわかりました。
私もこの経験をもとに今後沢山活用していきたいと思います。
是非皆さんも生成AIに画像を依頼する際にはご参考までにお試しください!

また、Semboku Workplexではコワーキングスペースのご利用だけではなく、キッチンスタジオやプロジェクターやスピーカー、照明機器等使用できるクリエイティブスタジオもございますのでイベントやセミナー等での貸切利用も可能です!ご希望の際には是非お問合せください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

【参考】
 ―Semboku Workplex

 ◆Facebook
  https://www.facebook.com/SembWorkp/
 ◆Instagram
  https://www.instagram.com/semboku_workplex/
 ◆ご予約はこちらから
  https://reserva.be/workplex/


<お問合せ先>
 エイデイケイ富士システム株式会社
 DXセンター DX担当まで
 TEL:018-838-1173
 Email: dx-lab@adf.co.jp

----------------------------------------------------------------------
あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社

Copyright(C)、エイデイケイ富士システム株式会社、掲載記事の無断転載を禁じます。

一覧を見る