2024/11/14

【No.104】世界を変えた、AI搭載のキュレーションメディアを知ってますか?

※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE

かわもと部長
灯台下暗し、だよねー。
真弓課長
一体どうしたんですか?
かわもと部長
AIがどれだけ身近にあるかを、最近特に実感してるんだー。
MA
そうだね。グーグルやアマゾンで検索するたびに、自分の考えを理解してくれたかのような関連表示が出てくる。まさにこの表示はAIの力だし、当たり前のように使いすぎているくらいだね。
真弓課長
マーケティングの観点から言えば、営業情報だけでなく、一般のニュースやメディアに流れる情報もあって「情報過多」かもしれないですが、仕事などで助かることは多いですね。しかし中には本当かな?ていうあやしい情報、いわゆるAIによって生成されたフェイク情報が含まれていたりしますよね。
かわもと部長
確かに、メディアが紙からデジタルに大きくシフトする中で、Webニュースなどのデジタル情報は飛躍的に増えているよね。今や誰でも当たりまえのようにWeb情報を活用しているから。SNSも含めてだけど。
MA
昔は新聞や雑誌など、個々に価格が設定された紙媒体を有料で購読していたよね。でも、デジタルやWebメディアが登場したことで、その有料という垣根が崩れて、無料でアクセスできるようになり、広告や企画で収益を得るビジネスモデルができた。旧メディア、特に新聞は大きな方向転換を迫られたはず。
真弓課長
今日はもしかして、Webメディアについての話でしょうか?
MA
そうだね。正確に言えば、Webメディアとキュレーションメディア、そしてAIについてだね。キュレーションメディアはご存じのように、Web上の既存情報を収集して整理し、編集して公開するものだから、メディアといっても必ずしも独自のニュースを配信しているわけではない。
真弓課長
メディアと言いつつ、独自の情報源を持たないということですね。
では、まずキュレーションについてChatGPTに聞いてみましょう。

ChatGPT.png
『キュレーションという言葉は、英語の"curator(キュレーター)"から来ています。キュレーターは美術品をテーマに沿って収集し展示する役割を持っていますが、これをWeb上の情報収集に当てはめて、整理してまとめ直すのが"キュレーション"と言われるようになりました。Webには膨大な情報が存在するため、読者が価値ある情報を探すのに苦労するようになりました。そのニーズに応える形で、良質な情報を収集し付加価値を生み出すキュレーションメディアが誕生したのです。グノシー、Smart News、NewsPicksなどが有力な例です。』

真弓課長
とのことでした。
かわもと部長
なるほど、自動的に個人の好みのニュースを集めるのがキュレーションメディアということですね。
MA
そして私たちの会社も共催している秋田デジタル利活用推進協会主催の「あきたDXフォーラム」で、スマートニュースの藤村さんに基調講演をお願いしたんだ。彼はまさに、メディア側からキュレーションメディアへ転身した人だ。
真弓課長
ではでは、スマートニュースについてもChatGPTで調べてみましょう。

ChatGPT.png
『スマートニュースはパーソナライズされたニュース配信で人気のメディアアプリで、AIを使ったコンテンツ収集アルゴリズムにより、ユーザーの興味に合った情報を提供します。このアプリのアルゴリズムはユーザーの閲覧履歴や関心分野を分析し、最適化されたニュースやトピックを提案する仕組みです。また、スマートニュースは膨大なニュースソースから情報を集め、AIによる「パーソナライズ」機能と「ニュースまとめ」を提供しており、ユーザーが不要な情報を避けて興味のあるニュースにアクセスしやすくしています。』

真弓課長
とのことでした。
MA
今回のフォーラムの基調講演で藤村厚夫さんに、ぜひ話してほしい内容がキュレーションメディアとAI,そしてDXだったんだよ。彼とは20年近く前、中小企業の市場調査をしていたときからのお付き合いで、当時はITmediaの会長だったんだけど、その後スマートニュースの立ち上げに関わって現在に至る。まさに、生成AIが注目される今こそ秋田に来てお話してもらうべきだと思ったんだ。
真弓課長
それは楽しみが増しました!でもどうやって私好みの情報をAIが収集するのか仕組みを知りたいですー
かわもと部長
AIと独自のアルゴリズムを駆使したキュレーションメディアの立ち位置から、秋田、日本、そして世界を見据えた今後の展望は、我々にとっても大きな刺激となるでしょうね。我々もユーザに対してもいろんな情報を提供することが多いけど、フェイクではない、確かな情報を届けることは肝心ですからね。
MA
いわゆるAI情報のファクトチェックという視点も是非聞きたいね。そしてもう一人の基調講演をお願いしている秋田大学の景山先生※のアカデミックな視点でのAI、DXのお話と藤村さんとのディスカッション非常に楽しみだねー

※あきたDX事始めでコラム掲載。
秋田大の県民向け講座、DX人材の課題に光 あきたDX事始め(7)|秋田魁新報電子版
真弓課長
11月18日のフォーラムの準備は整っています!ぜひ皆さんもご参加ください!

営業スタッフ徒然草

「2025年の崖」とは?問題を回避・克服するには

みなさんこんにちは。エイデイケイ富士システム営業の中野です。
今回のテーマは、「2025年の崖」についてです。

■『2025年の崖』とは?
皆様、『2025年の崖』についてご存じでしょうか。
「2025年の崖」は、経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」で登場した言葉です。
これは、複雑化・ブラックボックス化した既存システムを放置すると、多くの経済損失が生じる可能性があるという問題を指しています。

私もお客様とのお話の中で、長年使い続けてきた既存システムがあるというケースが多くありました。
使い慣れてはいるけれど、「動作が重くなっている」「サポートが切れの問題」等、課題を抱えながら運用していることもあるかと思います。

今回は、このような場合に、企業が直面する可能性がある「2025年の崖」の原因と、その回避策について考えてみたいと思います。

■「2025年の崖」発生の原因
「2025年の崖」は、以下のような原因によって発生すると考えられています。
長年利用してきたシステムがあるという方は、ぜひこの機会に確認してみてはいかがでしょうか。

1. 既存システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化
昔の技術やサポート切れソフトウェアの使用している場合は、セキュリティリスクが高くなり、保守・運用コストが増えることがあります。また、長年の追加・改修でシステムが複雑化している場合は、全体の情報管理が困難になるほか、システムの全貌が不明でデータ活用が難しくなっていることがあります。

2. 人材の枯渇
老朽化したシステムを運用している場合、仕様を把握している人材が退社してしまう場合があります。
また、社内にシステムに精通した人やプロジェクト・マネジメントできる人材がいなく、DX推進を進めようと思っても、スキルを持っている人材がいないということが多くあります。

3. IT投資の偏り
多くの企業では、IT予算の約80%が既存システムの維持・運用に費やされており、戦略的なIT投資に資金を振り向けることができていないと言われています。

ここまで述べた、原因のいずれかに当てはまるという方も多いのではないのでしょうか。
実際のお客様の中でも、既存システムがブラックボックス化・老朽化したことで、使い続けることが難しくなり、弊社で環境を移行したケースや新たにシステムを構築したケースがありました。

思い当たる節はあるけれど、「どこに問題があるのか自社で判断できない」、「通常業務に追われていて後回しになっている」といった場合もあるかと思いますので、そのような場合は、まずはお近くのベンダーへご相談いただければと思います。(勿論弊社でもご相談を承っておりますのでお気軽にどうぞ!)

■「2025年の崖」を回避・克服するための対策
さて、ここからは実際に回避・克服するための対策を考えてみたいと思います。
最近システムを入れ替えたから大丈夫という方も、「これから行うこと」、「既に行ったこと」が、当てはまっているか確認をしてみてはいかがでしょうか。

1. 既存システムの刷新
情報資産を分析・評価をしたうえで、思い切って刷新することが必要な場合もあります。
また、システムを柔軟に変更・拡張できるように、マイクロサービスやクラウドを活用することも効果的です。 刷新後、再び同じ問題に直面しないように部門間で連携し、目標を明確にすることが大事になってきます。

2. DX推進体制の構築・人材の育成
経営層・各事業部門・IT部門の連携が重要になります。
そのためには、従業員にDXの必要性を理解してもらう必要や、新たなDX推進人材の育成、既存IT人材のスキルアップが重要となってきますが、社内ではなかなか難しいといった場合は、外部のセミナーや研修等を活用するという方法もあります。

3. ユーザー企業とベンダー企業の新たな関係性の構築
ユーザー企業とベンダー企業が従来の受発注関係を超えた、新たなパートナーシップを築くことが重要といわれています。お客様(ユーザー企業)が、自社でデータを活用・デジタル化を検討していけるように、我々のようなベンダー企業は、それを支援するビジネスパートナーとして、それぞれの役割や共通の目標を設定しながら、「2025年の崖」を回避・克服できればと思います。

皆様いかがでしたでしょうか。
「2025年の崖」を回避するには、まずは現状の把握、そして、あるべき姿の検討や課題分析をし、それらを目指す・解決するための対策や施策が必要となってきます。
まずは、問題が発生する前に、そして発生させない為に、今一度見直してみることをオススメします。

また、弊社でも、DX戦略策定のご支援・DXに関するセミナー・ワークショップ等の運営を行っております。
自社・自身を見直す「きっかけ」になればと思いますので、是非お気軽にご相談・ご参加くださいませ。


~イベント・ワークショップのお知らせ~
■【11/18】 あきたDXフォーラム2024
エイデイケイ富士システム(株)が「あきたDX通信」発行100回記念のイベントを開催します! | エイデイケイ富士システム株式会社のプレスリリース

■【11/20】業務DX体験ワークショップ
DX人材育成プログラム③ 「業務DX体験ワークショップ」開催のお知らせ | 一般社団法人 秋田デジタル利活用推進協会

【参考元】
DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~(METI/経済産業省)

<DXに関するお問合せ先>
 エイデイケイ富士システム株式会社
 DXセンター DX担当までお申し付けください。
 TEL:018-838-1173
 Email: dx-lab@adf.co.jp

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 澤田亜弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社

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