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2025/01/09
2025年、新年最初の「あきたDX通信」をお届けします。
読者の皆様に支えられ、本通信は今年で6年目を迎えます。今年は、より実践的で刺激的な情報をお届けしてまいりますので、どうぞご期待ください。
さて、IT/DXを取り巻く環境は、ここ数年の間にクラウドやネットワークを通じたサービス利用が「あっという間に定着」しました。正確に言えば、定着=なじんだというよりも「気がつけばどこでも当たり前に使えるようになっていた」という感覚に近いでしょう。技術の普及は、長い助走期間を経て突然「誰もが使っている」状態に達するものです。そして、その段階で市場の覇者となった企業は独占的な立場を築きます。
あきたDX通信でも以前、アップルコンピュータについて触れた際に「市場で最強の戦略とは、ルールを作る側になることだ」と書きました。マーケティングも含め、業界標準を定める立場に立つことが市場での優位性を生み出すのです。
少し過去を振り返ると、日本国内ではパソコン市場でNECの「PC-98」、携帯電話市場でNTTドコモ「i-mode」がデファクトスタンダードとなりました。しかし1990年代以降、コンピュータ市場は独自規格の競争からグローバル標準化へと進化しました。代表的なのがマイクロソフトの「Windows」です。さらに、クラウドコンピューティングの普及や、iPhoneをはじめとするスマートフォンの登場により、OSとしてのiOS(アンドロイドなども)やWindowsが世界標準として定着しました。その後、IT市場はGAFAM(最近ではビッグ・テックともいわれてますが)を代表とするプラットフォーマーがグローバルなルールを構築しています。
では、「ルールを作る側になる」とは何でしょうか。
それは、市場シェアを独占的に獲得し、他者がそのルールに従わざるを得ない状況を作り上げることです。しかし、そうした状況に対して敢然として打開策を試みた事例も数多くあります。
皆さんは「MSX」をご存知でしょうか?
筆者がマーケティングに携わり始めた頃、8ビットPCが登場し、MSXは大きな注目を集めました。NECの独占に対抗すべく、NEC以外のベンダーが連携して作り上げた共通規格がMSXです。
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MSXとは?(※ChatGPTに解説を支援)
MSXは1980年代に登場した8ビットパソコンの統一規格で、Microsoftとアスキー(ASCII)が共同で提唱しました。名称は「MicroSoft eXtended」の略とされ、家庭用ゲーム機のような手軽さとパソコンとしての機能を両立することを目指しました。当時、各メーカーの独自仕様が乱立し互換性がなかったため、統一規格の必要性が高まっていました。MSXは日本国内だけでなく、欧州やブラジル、韓国でも支持され、特にフィリップスやGradienteといったメーカーが製造を手掛けました。しかし、1990年代に16ビット以上のパソコンが主流になると、MSXは市場から姿を消しました。それでも、MSXは8ビット時代の象徴として多くの人々に親しまれています。
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筆者が当時感じたのは、連合軍として新規格の市場戦略を維持し続けることの難しさでした。特にグローバルに展開するには、桁違いのリソース投資の覚悟と継続的な努力が不可欠だったからです。
2025年、私たちにできること
いきなりルールを作る側、すなわちプラットフォーマーを目指すのは現実的ではないかもしれません。
しかし、特定分野で「標準」を獲得する道は存在します。大規模なデファクトスタンダードではなく、ニッチな世界標準を狙うことは十分に可能です。
そして、その戦略こそがビジネスを優位に進める鍵となります。
「小さく始めて、長く続けて行く(そして大きく育つかも)」、このアプローチこそが、DXを活用した製品やサービスの先にある未来です。
2025年も、そんな「世界標準」を目指す挑戦的な情報をお届けできれば幸いです。
「hebi-meta」な1年を、どうぞよろしくお願いいたします!
あきたDX通信編集部
編集チーム(エイデイケイ富士システム内)
五十嵐健、川本健、伊藤真弓、澤田亜弓
編集長 伊嶋謙二
あけましておめでとうございます。DXソリューション部営業の杉沢です。
昨年は皆様から暖かいご支援とご協力、大変ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
今回の年末年始は比較的落ち着いた天候にもなり過ごしやすかったのではないでしょうか?一部の地域では大雪もあったようですが、大荒れとかは無かったかと思います。
私も、年末は親戚含めて大勢で10年振り位のボーリング(3日間位握力失ってました...)、年始には田沢湖スキー場で楽しんできました。
角館~田沢湖は今年積雪がとても多く、久々に雪深いスキー場来たー!って感じになりました。
2月の雪まつりは雪不足に悩まされることが無いと思うのと、雪壁街道を身近に体験できるので是非行ってみてください。
前回、前々回と秋田県の少子高齢化、人口減少に関することを書かせて頂きました。
今回も昨年12月から今年にかけて気になる報道・記事があり感じたことを書かせて頂きます。
まずは昨年12月に報じられた、「秋田県内へのインバウンド(訪日客)が伸び悩んでいる」ということです。
昨年1~9月の外国人延べ宿泊者数は7万人余り。東北6県の中で唯一、コロナ禍前の2019年1~9月を下回ったということです。(他5県は+10%超えていますが、秋田県はー17%!・・・そもそも7万人余りも他県の半分にも届いていない!)
正直、これを見てとても深刻に感じました。
インバウンドが増えていないということは、国内旅行客もおそらく増えていないのだろうと思います。
なんだか、少子高齢化、人口減少、旅行客減少・・・・負の連鎖ですよね・・・!(どれも関係している!)
東北の中だけでどうしてこれだけ差が出るのだろうか?
昨年、自分自身が出かけた先での印象を振り返ってみました。
・行先の情報が少ない。・・・ HP、SNSでの情報が少なかったり、曖昧だったり
・人、お店などが少ない。・・・閑散としていて少ないお店で店員さんも少ない
・道路、施設、美化が整っていない。・・・老朽化、汚れ、雑草がそのままだったりする
・リピーター、おすすめ的なものが足りない。・・・映え的なものが少ない→第3者に伝わらない
とりあえず、すぐに思いついたものですが、秋田の人が思ったことなので、他県などから来た方はもっと細かいことまで感じているかもしれません。
まずは現状の問題点、改善点などを秋田県民全体にアンケートとるのも良い方法では無いかと思います。(自分たちの住んでいるところを活性化させるためにもなります)
そこから、現状分析⇒原因⇒根本原因⇒解決・対策案⇒施策・戦略⇒実行⇒・・・と、デジタル、情報管理分析を活用してV字回復⇒右肩上がりにつなげて欲しいです。
今の状況、各地域民間だけでの対策や対応は難しいかもしれません。民間、県、市町村が協力し合って進めていくことが必要と思います。
県民全体で未来の秋田を創り上げていきましょう! 5年後、10年後、20年後の今の子供たちやこれから生まれてくる子たちに誇れるように...
今年は秋田県知事選も行われ16年振りに新知事が誕生するでしょう!
現状の秋田県の負の連鎖を打破するような政策も期待しますし、我々IT企業としてもデジタル技術・情報で出来ることは前向きに参画し貢献していきたいと思います。一緒に未来の秋田を創造したいです!
最近ではありますが、自分で出来ることとして、お店、観光地、施設利用した時の写真をSNSなどにアップして少しでもその地域のアピールになる様に投稿したりしています。小さなことからでも何か出来る事を始めていきましょう。
2025年は、新しい挑戦が待っている年になると感じています。変化が激しい時代ではありますが、私たちのその変化を前向きにとらえ、一歩ずつ確実に前進してまいります。
お客様に役立つ情報や考え方をお届けし、日々のビジネスや生活に少しでも貢献できればと願っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
2025年が素晴らしい一年になりますように!
<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
DXセンター DX担当まで
TEL:018-838-1173
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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 澤田亜弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社
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