2025/02/20

【No.111】あきたDX通信はマーケティング推しで作られている!

※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE

真弓課長
100回記念の「あきたDX通信」、製本版も好評ですが、ebook版も進んでいます。間に合えば次回号に合わせて、皆さんにレビューしてもらえるように手配しますね。
かわもと部長
おお、初のebookか。我が社でもデジタル化が進みますね。さらに、これをマーケティングサービスとしてユーザーに提案できるのは、デジタルマーケティング戦略の重要な一歩だと思います。
MA
そうだね、継続的なマーケティング活動は非常に重要だね。この「あきたDX通信」でも何度も取り上げてきたテーマだけど、改めて繰り返して強調したいと思う。この点については、多くの人がまだ誤解している部分もあるので、しっかり伝えていこうと思う。
かわもと部長
確かに、弊社内でも、もっとマーケティングへの理解を深める必要があるかもしれませんね。
もちろん、弊社内ではマーケティングへの理解は以前より深まっているよね。だからこそ、マーケティングについては何度も伝える必要があるし、耳が痛いと感じる人もいるかもしれないけど、これは絶対に押さえておくべき重要なポイントなんだと思いますね。
MA
さてと、ではマーケティングについて4年前に「あきたDX通信」で投稿した内容を要約して紹介するよ。その記事では、マーケティングとDX(デジタルトランスフォーメーション)の関係性を解説したんだけど、これは今でも本質的に非常に重要な話なので、もう一度きちんと皆さんに伝えたいね。

あきたDX通信 - 2021/09/02
【No.22】マーケティングとDXの二人三脚

マーケティングはゴルフに例えられ、目標達成のために戦略を立て、適切な方法を選ぶプロセスとして説明される。具体的には、市場分析や需要予測を基に「どの市場で、どんな商品を、どのように売るか」を計画し、事業成功の設計図を描く役割を果たす。一方、DXは単なるIT化ではなく、デジタル技術を活用してビジネスプロセスを根本的に変革することを指す。これにより、生産性向上や作業効率化が図られ、人間が創造的な仕事に専念できる仕組みを構築する。DXは業務の迅速化や効率化を実現するために、デジタル技術を統合し、大規模なプラットフォームを形成する点が特徴的だ。
この二つは相互補完的な関係にあり、マーケティングが事業戦略を描く設計図ならば、DXはそれを実現するための仕組みを提供する。両者の連携により、企業は市場競争力を向上させることが可能となる。また、DXの本質は人間を単純作業から解放し、創造的な仕事に集中させる環境を作る点にある。繰り返し作業はデジタルツールに任せることで、「頭の肉体労働」からの解放が図られるのだ。さらに、県内企業のDX導入状況を調査する意義も強調されており、地域全体の競争力向上への期待が寄せられている。

MA
とまあ、あきたDX通信の結構初めの方の回で、マーケティングとDXについて語っているよね。
かわもと部長
編集部でもよく話題になりますよね。「創る・作る」「営業する・販売する」「開発する」「外部に伝える・宣伝告知」――これらすべてに共通する役割がマーケティングの仕事だと。会社には企業の特性や得意分野に応じて、さまざまな事業部や係、役割がありますが、特に経営者や役員といった「ボード」の人たちが最初に考え、導かなければならないのは、企業の方向性の判断ですよね。その判断の基になるのがマーケティングだということは、誰もが理解しているビジネスの常識です。
MA
そうだね。自分はマーケティング調査会社の経営者として現役で活動しているけど、ほんの30年ほど前まで、日本のコンピュータ業界はマーケティングに対してあまり積極的ではなかった。当時は、「良いものは売れる」「作れば、後は売るだけ」といった、いわゆるプロダクトアウト型の企業が多かった。売れないのは営業や販売のせい、みたいな。
かわもと部長
分かります。「理屈はいいから、とにかく売ってこい」というような、ちょっとブラックな昔のコンピュータ業界の噂を聞いたことがあります。噂ですよ(笑
MA
そうなんだよね。でも、特にアメリカ系のコンピュータ産業は、初期からマーケティングを重要な戦略として位置づけていたよ。一方で、日本のコンピュータ企業が「作った後でどう売るか」だけでは通用しないと気づき始めたのは、ここ25年くらいの前の話なんだよ。
真弓課長
でも、それってまだまだ大企業の話ですよね。中堅・中小企業にとっては、マーケティングにまで手が回らないのが現実です。余裕がないんですよ。
MA
確かにそういう考えもあるけど、余裕がないからこそ、今日だけ良ければ良いという「その日暮らしの経営」になりがちだよね。今はたまたまうまくいっていても、馬なりになってしまうと危機対応やリスク管理の面で非常に危うい。そうなると、DXのような新潮流も単なる掛け声だけで終わってしまうよ。
かわもと部長
本当にその通りです。「小さい企業だから」「余裕がないから」といって、何もしないままでいると、以前お話しした「思考停止な企業や組織」に陥ってしまいますよね。
真弓課長
だからこそ、我々の「あきたDX通信」で発信する「マーケティング」の重要性にさらに磨きをかけて、社内で浸透させていかなくては!
かわもと部長
大丈夫、大丈夫。。我が社の次のDX先進事例も、すでに仕込んでいますので、待ってろ!って感じです、ていうか、ご期待ください(笑

営業スタッフ徒然草

秋田の魅力発信?

アウトドア派の榊田です。ちょっと前に東北のインバウンド数が公開になりました。秋田のインバウンド来県数は東北最下位、トップとは1桁違いという惨敗?です。確かに秋田では外国人をたくさん見かけることはありませんね。先週まで春節で多少中国系の方が来られていましたが、やはりそれも少数で場所も限られていると思われます。

ただインバウンドの方々は、地元住民が行かないような魅力的な場所を見つけ、楽しまれていいます。地元の人は普段から慣れ親しんでいるものを"魅力"として捉えられないので、おのずと発信までには至らないのかもしれません。その意味でも秋田は発信力が小さい?弱いのでしょう、たぶん。インバウンド需要に応えるには何が必要か?こんなことだと思います。

・観光資源(たっぷりあるはず!)
・インフラ(アクセス)(拠点からの足か?)
・情報インフラ(WiFi等)(まだまだ不足?)
・宿泊施設(外個人向け高級志向?格安志向?)
・食事場所
・お土産
・ソフト/サービス
・体験型施設
・情報発信力

何年も前から県やJRさんなどが主体となって行っている"〇〇キャンペーン!"とかは、効果はあるとは思いますがインバウンド向けではないかもしれません。最近ではそもそもキャンペーンと銘打って都会に出かけ大人数でイベントをやっても、実際にそこに来てくれるお客さんと地元秋田のメディアに取り上げられることくらいで、全国トップのニュースになるわけでもなく・・・効果は果たしてどこまで?と思ってしまいます。 最近はテレビや新聞といった"オールドメディア"離れも進んで、若者はチューナー無しTVを買う有様です。まして新聞購読や週刊誌を購入する若者はいるのでしょうか?

ではどこに訴えたらインバウンドに限らずお客を呼び込めるのか?県内自治体は?観光施設は考えを変えないといけない!とは思いますが。

地域おこし協力隊
 全国で地域おこし協力隊が様々な活動をしていて、観光中心に自治体の魅力発信をされているケースが多いようです。ただ任期があるので、任期終了後また元に戻ってしまう?継続できない?になってしまっているようにも思えます。彼らに全てを託すのではなく継続して活動ができるように地元職員も経験を積んでいき新しい発想を生み出し続けることが大切ではないでしょうか?

インフルエンサーの活用
 次にインフルエンサーの協力です。地元民でできなければ、インフルエンサーに力を貸してもらい魅力を発信してもらうことです。既に県内でも活用されているところがあるようですが、継続してやってくれるかはインフルエンサー次第になってしまいます。

県内在住外国人や大学生
 秋田の魅力は外の人から!ということで秋田を訪れてもらって秋田の良さを発信してもらえれば・・・インフルエンサーはいつ発生?バズるかわかりません。秋田在住の県外・国外の人や秋田に来る・来てくれる人を頼ることですね。留学生に期待してしまいますね。 "日本の田舎秋田に来たらこんなに凄かった!"みたいな感じで。

学校教育
 もっと秋田を好きになる!ってことで秋田の魅力を子どもたちに考えてもらうことです。子供たちの豊かな発想力で秋田の魅力を国内外に発信してもらったらと思います。

自治体の力
 県内の自治体のHPやSNSの更新頻度はお世辞にも高いとは言えません。もう少し頻繁に魅力発信をしてもらいたいです。(願望!)1年も更新されないSNSなんて意味無いですから。

交通インフラ
 人口減でますますインフラがあやしくなってきています。でもお客は呼びたい!で、悩ましい限りです。オンデマンドがもっと一般的になれば、予約必要でも利用客は増えると思います。需要があるところに必要なだけ供給をすれば!です。

さて・・・前からこの手のネタを書こうとすると、地元民の秋田への愛情?が少ないよなぁ・・・なんて思ってしまいます。 秋田にいながら秋田のことを良く知らないとか、あまり出かけたことが無いとか・・・秋田の魅力を発信しインバウンドを呼び込む前に地元秋田県民がもう少し秋田を知り、秋田を愛し、秋田の魅力を感じることが必要ではないかと考えます。

再生回数の多い"秋田"で検索したYouTube
★154万回 スーツ旅行【秋田】妻と3泊4日、極上の温泉旅行【地温泉】
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★58万回 【公式】芳根京子の〈生〉旅
 初の雪旅に石焼鍋になまはげに盛り沢山!冬の秋田に行ってきた!

★38万回 アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組
 【秋田里帰りSP🎉】渡部、比内地鶏きりたんぽと"深夜そば"に舌鼓【#50・秋田県】

ではDXは何に貢献できるのか?・・・また考えます。


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エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター DX担当まで
Tel:018-838-1173
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