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2025/03/06
※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE
デジタル化=デジタル化とは、アナログの作業をデジタル技術に置き換えることを指します。例えば、紙の書類をPDFに変換する、FAXをメールに置き換える、手書きの帳簿をエクセルで管理といった取り組み。
DX=DXは「デジタル技術を活用してビジネスや社会のあり方そのものを変革すること」です。単なる業務のデジタル化ではなく、新しいビジネスモデルを生み出したり、企業文化を変えたりすることが目的。
秋田県におけるDX推進のヒント
秋田県では人口減少や高齢化が進む中、DXの推進が地域経済の活性化や生活の利便性向上につながる重要な鍵となります。そこで、身近なDXの進め方についていくつかのヒントを紹介します。
1. デジタル化からDXへ段階的に移行する
DXは一朝一夕に実現するものではなく、まずはデジタル化を進め、次のステップとしてDXを目指すことが重要です。例えば、中小企業であれば、業務の効率化を目的にクラウドサービスを導入し、データを蓄積・分析できる環境を整えることから始めるのが良いでしょう。その上で、データを活用した新しいビジネスモデルを模索していくことがDXの第一歩となります。
2. 行政と企業の連携を深める
秋田県内の行政機関や商工会議所などがDXの支援を強化しています。例えば、秋田県が提供するデジタル活用支援制度を活用し、専門家のアドバイスを受けながらDXの取り組みを進めることができます。また、企業同士の連携を強化することで、業種を超えたデジタル技術の共有や共同開発が可能になります。
3. 地域資源を活かしたデジタル活用
秋田県の強みである観光、農業、伝統工芸などの分野にDXを取り入れることで、新たな価値を生み出すことができます。たとえば、
観光DX:スマートフォンアプリを活用した観光ガイドの提供、VR技術を活用したバーチャルツアーの実施。
農業DX:センサー技術を使ったスマート農業、オンライン直売所の活用。
伝統工芸DX:ECサイトを活用した販路拡大、3Dプリンターを活用した新しい工芸品の開発。
4. デジタル人材の育成と確保
DXを推進するには、デジタル技術を活用できる人材の育成が不可欠です。秋田県内では、地元の大学や専門学校と連携したIT人材の育成、リスキリング(再教育)を支援する研修プログラムなどが増えています。企業は、社内研修の充実やオンライン講座の活用を通じて、従業員のデジタルスキルを底上げすることが求められます。
営業の高瀬です。半年ぶりの投稿となります。早春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。花粉症の私はこの季節になると憂鬱になります。今年は雪解けが早く、秋田でも花粉が飛び始めているようです。皆様に花粉症の方がいらっしゃいましたら、お気を付けください。
さて、読者の皆様は「ほっぺちゃんカード」を覚えているでしょうか。2017年にサービスを終了して久しいですが、あのカード(メディア)はリライトカードという磁気カードの一種です。ヤマダ電機さんのポイントカードとしても利用されていたので、皆さまも同種のカードを一度は手にしたことがあると思います。安価で券面を書き換え可能なカードとしてよく利用されましたが、今では殆どがICカードやスマホアプリ等に置き換わっています。
なぜこんな話をするかというと、弊社でもリライトカードを利用した会員カードシステムを開発・提供しており、まだ現役で利用しているユーザ様がいらっしゃいます。先日、カードの読み取り機器の障害対応のため、他県に出張してきましたので今回のコラムのネタにしようという訳です。
リライトカードそのものは1995年頃に登場しましたが、今回故障した機器は数カ月前に納入されたばかりの新しいものでした。ただ内部のインタフェースがRS-232CでUSBに変換してパソコンに接続されており、所謂レガシーデバイスと言えるものです。そのため、当初はWindowsなどの新しい環境で上手く動作しないのではないかと思われました。社内で検証機を使ってあれこれ試したのですが、なかなか原因を特定できず、とうとう現地へ訪問することとなりました。
エンジニアと二人で週末に現地へ移動して、週明けの朝一番にユーザ様へ訪問して調査に当たったのですが、蓋を開けてみればやや拍子抜けする結果となりました。初めに障害の起こっている機器と、持参した弊社の検証機を並べて同じ動作をさせて違いを確認したのですが、機器の方からはエラー等の情報を得られませんでした。その後配線を繋ぎ変えたり、蓋を開けて内部を確認したり等しましたが、なかなか原因がつかめませんでした。
そうこうするうちに、内部の配線を指で押さえると障害が発生した機器が動くことが分かりました。(指で押さえたのは、ただの思い付きでした。)詳しく見ると配線のコネクタが緩んでいて、しっかりと差し込むと正常に動作するようになりました。事前にメーカーへ修理に出した際は発見されなかったことなので、半信半疑でしたが、しばらく経過観察するうちに、どうやらこれが原因だと分かりました。
その後、同時に納入された機器十数台のコネクタを確認するため、ユーザ様の各拠点を回ることになったのですが、早々に解決できてよかったです。初めは出張がいつまで長引くか分からず気が重かったのですが、終わってみればこんな些細な製造不良が原因と分かって気が抜けてしまいました。
実のところ、この機種は今回初めて扱うもので従来は別の機種を使用していました。対応する読み取り機が次々と終売しているため、やむなく機種を変えて運用を続けていますが、リライトカード自体がレガシーデバイス化しています。今回の件、直接の原因は些細な製造不良ですが、レガシー化に伴い信頼性のある機器の調達が困難になっていることが遠因とも思えます。将来的にICカード等への切り替えが必要ですが、利用者様の利便性や移行コストを考えるとなかなか切り替えられないのが実情です。
レガシーデバイスを使い続けるリスクを実感させられる出張でした。こういったことは他の機器・分野でもよくあることだと思います。皆様の身の回りにレガシーデバイスは残っていませんか? レガシーデバイスの更新や、勿論利用の継続も含めた点でお困り事がございましたら、是非弊社にご相談下さい。
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エイデイケイ富士システム株式会社
DXセンター DXソリューション担当宛て
Tel:018-838-1173
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