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2025/07/31
※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE
---編集後記---
※参考資料
なぜ千葉県流山市は、資産価値の下がらない街づくりと子育て世代のブランディングに成功したのか?- 日本を変える 創生する未来「人」その7 - WirelessWire News(MAがインタビュー)
ちなみに流山市の2025年7月1日現在の人口は214,416人で、世帯数は92,236世帯。MAが都心から移り住んだ2000年は150,527人でした。
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皆さまこんにちは。エイデイケイ富士システムの信太です。
先日、日本DX大賞実行委員会主催の「日本DX大賞2025」受賞者が発表されました。本大会は、デジタル技術を活用した地域や組織の優れた変革事例を収集・表彰・共有することで日本全体のDX推進を加速することを目指しており、今年で4回目の開催となります。
大きなシステム導入や難しいITではなく、身近な困りごとを現場からコツコツと変えていく。そんな「ちょうどいいDX」が実を結び始めています。
受賞事例をいくつかご紹介します。
【山形市×TXP Medical株式会社:「いのちを救う救急DX」で搬送困難を解消】
・内容
救急隊と医療機関をタブレットでリアルタイム接続し、患者のバイタル情報や病歴共有を実現。
搬送先決定までの時間短縮と迅速な治療開始へつながる取り組みです。
・成果
搬送時間の短縮、照会回数の減少、市民への医療提供スピードが向上。
・評価理由
救急搬送困難事案という社会課題に対し、文化やKPIの異なる消防・医療・行政の3者を連携させる情報共有プラットフォームを構築。市民の命を救うという直接的な価値創出と、全国へ展開可能なモデルを確立した点、および「救急現場」が起点となるDXにより、命を救う自治体の現場運営が変わる姿が高く評価されました。
【都城市:「Dに頼り過ぎない庁内DX」】
・内容
「アナログ業務の再設計」からDXを始め、電子化に頼らず業務フローの抜本再構築を実行。
・成果
市民の待ち時間や職員の残業時間を大幅に削減。
・評価理由
デジタルではなく人的・業務構造から見直す"フロントヤード改革"の徹底が高く評価されました。
【福岡市+LINEヤフー:「屋台DX」で地域文化を再活性化】
・内容
生成AIチャットボット「AIおいちゃん」、IoT電球による屋台の営業情報可視化など、地域文化をデジタルで補完する取り組み。
・成果
LINE公式「FUKUOKA GUIDE」友だち数:43,000人以上、利用回数:約218,000回
・評価理由
地域の屋台というアナログな文化的資源を行政DXに取り込んだ企画力と遊び心のある親しみやすいUIが評価されました。
これらの取り組みに共通しているのは、「現場の声をきっかけに小さく始めること」(スモールスタート)です。 大きな予算や難しいツールがなくても、身近な課題に寄り添って、ちょっとした工夫を積み重ねていくことが成功のカギになっているようです。共通点は「小さく始めて、ちゃんと続ける」ことでしょうか。
「DX=最先端のテクノロジー」と思われがちですが、今回ご紹介した事例を見ると、"人にやさしい"DXが、成果をあげているようです。
1. 無理にシステムを導入しない
2. 現場の困りごとに寄り添う
3. 小さく始めて、みんなで育てる
そんなDXが、これからのスタンダードになるかもしれません。
「日本DX大賞2025」で紹介された自治体の取り組みは、どれも人や現場の困りごとに、そっと寄り添うようなDXでした。「最新技術を導入しよう」と気負うのではなく、「まず、いま目の前の課題をどうしたらよくできるだろう」と、小さな気づきから始まった工夫ばかりです。
たとえ大きなシステムがなくても、ちょっとしたアイデアと、現場へのまなざしがあれば、社会を動かせるのだと改めて感じさせてくれます。
難しい言葉や仕組みよりも、「誰のために」「何のために」変えるのか。そうした想いに根ざしたDXが、結果として大きな成果を生んでいます。
DXは、行政だけでも、民間だけでもうまくいかないと言われています。 だからこそ、お互いに歩み寄りながら、現場のリアルな課題に一緒に向き合うことがとても大切だと思っています。
私たちも、そんな姿勢を大切にしています。
「すごいことをやる」のではなく、「ちょっとよくする」を積み重ねる。
お客様と同じ目線で、一緒に悩んで、一緒に進んでいく。そんな「伴走型の支援」をこれからも大事にしていきたいと考えています。
業務のちょっとしたムダ、
非効率な手続き、
紙のやりとりが大変...
そんな身近なお困りごとからでも大丈夫です。
「こんなこと相談していいのかな?」と思うようなことでも、お気軽にお声かけください。
私たちは、「無理なく続けられる"ちょうどいいDX"」を、一緒に考え、一緒につくっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
弊社はシステムのスクラッチ開発から様々なハードウェアやソフトウェア、DX関連、伴走支援についてのご相談を承っております。
<問い合わせ先>
エイデイケイ富士システム(株)
DXセンター DX担当までお申し付けください。
TEL:018-838-1173
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