※MA:マーケティングアドバイザー かわもと部長:次代のホープとされる今風の営業部長
真弓課長:企画部のやり手マネージャー兼SE
---「今回の会話のポイント」---
秋田デジタル利活用推進協会の活動報告会で行われた、秋田大学情報データ科学部・景山教授による特別講演。「DXで攻めて守る秋田の未来」をテーマに、AI活用、人材育成、地域企業との連携について3人が語り合います。AIを使う企業と使わない企業の二極化が進む中、改めて問われるのは「人は何を攻め、DXは何を守るのか」。最先端技術の話でありながら、その本質は人間力と地域の強さにありました。
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かわもと部長
あの研修室は驚きましたね。正直、地方大学の設備という先入観が完全に崩れましたね。XR空間での実践教育を前提にした教室設計で、学生が単に知識を学ぶだけでなく、「体験しながら考える」ことを重視しているのが伝わってきました。
真弓課長
講演のなかでも触れていましたが、これから仮想空間上で工場や災害現場を再現したり、遠隔地とリアルタイムで共同作業したり。現実では体験しづらい状況を疑似体験できる。教育だけでなく、地域企業の研修や実証実験にも応用できそうでした。
MA
それとデータがサイバー空間に蓄積され、それをAIが分析・予測し、現実社会へフィードバックしていく。単なるデジタル化ではなく、「誰でも使える形にデータを変える」ことが重要だという話だった。
真弓課長
そうですね、紙を電子化しただけではDXではない。
データとして蓄積し、分析できる状態にして初めて価値になる。AIも、その蓄積されたデータがあるから予測や判断に活用できるわけですから。
かわもと部長
しかも「改善には限界がある」とも話していましたね。
現場改善はもちろん大事だけれど、それだけでは大きな変革にはつながらない、と。
MA
そうなんだよ。今回の講演で強く感じたのは、改善と変革は違うんじゃないか。今の仕事を少し便利にするだけではなく、「どう攻めるか」「何を守るか」を考えなければいけない時代に入っているという視点だね。
真弓課長
だからこそ、今回のタイトルだった「攻めて守るDX」が効いてくるんですね。つまり攻める主体は人であり、DXやITは守るための基盤でもあるとも感じました。
MA
その通り。AIやDXは手段であって主役じゃない。主役は私たち自身なんだ。人が挑戦し、人が意思決定し、人が責任を持つ。その活動を支えるためにDXがある。
かわもと部長
それと身近なことでいえば、AIを使う企業と、まったく使わない企業の差もかなり広がってきましたよね。
真弓課長
ええ。ここ一年で急激に変わりました。
「生成AIを試している」だけではなく、議事録作成、文章作成、営業資料、問い合わせ対応など、日常業務に入り始めている。秋田でもAIの日常化が始まっている感じがあります。
MA
以前はIT企業だけの話だったけれど、今は建設、製造、流通、サービスまで広がっている。まさに二極化だね。「使う側」と「様子を見る側」の差がどんどん開いている。
かわもと部長
ただ、その一方で怖さもあります。情報漏洩や誤情報、著作権の問題もあるし、「便利だから使う」が先行しているケースも少なくない。
本当に安全に使えるのか、不安を感じる企業も多いと思います。
真弓課長
セキュリティは、これまで以上に重要になります。特にAIは外部サービスとの連携も多いので、「何を入力してはいけないか」を理解していないと危険ですよね。
MA
でも、その不安も含めて、結局は人間力なんだろうね。
AIが答えを出してくれる時代だからこそ、人がどう判断するか、どう責任を持つかが問われる。
真弓課長
講演で印象に残っているもうひとつが「失敗を許容する文化」の大切さを強調されていました。秋田は挑戦が少ないと言われがちですが、逆に言えば、小さな試行錯誤を積み重ねやすい環境でもあるはずです。
かわもと部長
「秋田だからできない」は逆なんですよね。
地域だからこそ、顔が見える関係性があり、現場との距離が近い。試して、改善して、また試す。その循環を作りやすいですからね。
MA
しかも秋田には、長年積み重ねてきた信頼関係や地域文化がある。それは都会には簡単に真似できない強みだと思う。
真弓課長
良く自分でも使っているSpotifyの話も出ていましたね。
利用者の行動データをAIが分析して、一人ひとりに合わせた音楽を提案する。あれも結局は、データ活用と人間理解の組み合わせなんですよね。AIだけではなく、「人がどう感じるか」を考えている。
MA
だからDXも、本来は人間中心なんだね。効率化だけを追うと、人が疲弊してしまう。でも、人を支え、人が挑戦できる余白を作るなら、DXは非常に強力な武器になる。
かわもと部長
単なるIT導入支援ではなく、「人と組織がどう変わるか」を支援する段階に入ってきたのかもしれませんね。
真弓課長
そして、その中心にはやはり人がいる。今回の特別講演は、最先端技術の話でありながら、最後はとても人間的なテーマに着地していた気がします。
MA
DXという言葉が先行する時代だからこそ、自分が常々考える「攻めるのは人、守るのはDX/AI」という原点を、改めて考えさせられる時間だったね。
---編集後記---
真弓課長
今回の特別講演は、DX/AIは「それを地域でどう活かすか」を真剣に考える内容でした。そしてAIを使う企業と使わない企業の差は、今後さらに広がっていくかもしれません。
しかし最後に問われるのは、やはり人間の判断力や挑戦する姿勢なのだと思います。DXは派手なシステム導入ではなく、人づくりや地域づくりそのもの。秋田だからできる挑戦は、まだまだ多いのかもしれません。
営業スタッフ徒然草
デジタルスタンプラリーで広がる、雪割草と地域のつながり
みなさん、こんにちは。
エイデイケイ富士システムの中野です。
祖父が「雪割草(ゆきわりそう)」という山野草を昔から趣味で育てています。
名前の通り、雪を割るように咲く春の山野草なのですが、色や花の咲き方の種類が多く、見比べるのも面白い花です。


最近は私も少しだけ手伝うようになり、花の手入れをしたり、気候に合わせて置き場所を移動させたりしています。まだ初心者なので、いつも指示に従いながら作業をしています。
一つ一つの作業は難しくないのですが、育てている花の数がとても多いので意外と大変です。
鉢をトレーにまとめて持つと想像以上に重く、移動を繰り返すだけでも良い運動になります。
普段の運動不足もあって、私はよく筋肉痛になります。
祖父はかなり本格的に育てていて、花同士を交配させながら自分好みの花を作ったりもしています。
特に気に入った花には名前をつけていて、それが私を含めた孫の名前だったりします。
自分の名前の花があるのは少し不思議ですが、素直にうれしく感じます。
そんな中、興味本位でAIに雪割草について聞いてみたところ、雪割草を巡りながら地域の観光施設も楽しめる「デジタルスタンプラリー」のイベントがあることを知りました。
▼参考サイト
えちご雪割草街道スマホでスタンプラリー2026|長岡のイベント|【公式】長岡観光ナビ - 新潟県長岡市の観光・旅行サイト
「えちご雪割草街道スマホでスタンプラリー」というイベントで、新潟県長岡市で行われている取り組みだそうです。
雪割草の花場4か所と、近隣の宿泊施設や飲食店、入浴施設などを巡る内容になっているようでした。
実施期間中は、花場や立ち寄りスポットを巡りながら、各所に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ってスタンプを集めるそうです。
雪割草の鑑賞だけでなく、周辺のグルメや温泉も楽しめる内容になっていて、地域を自然に巡りたくなる仕組みが面白いなと思いました。
また、雪割草はどちらかというと落ち着いた雰囲気で楽しむイメージがあったので、スマートフォンやデジタル技術を活用しながら地域と結びついている点も新鮮に感じました。
こうしたデジタルを活用した取り組みを通じて、普段あまり触れることのない雪割草の魅力を知るきっかけになったり、気軽に地域を巡れることで新しい人の流れが生まれたりするのは、とても面白いことだと思います。
雪割草とデジタルという組み合わせは最初は少し意外でしたが、昔から親しまれてきたものでも、デジタル技術によって新しい楽しみ方につながっていくのだなと感じました。
また咲く時期になったら、私も実際にこのスタンプラリーに参加してみたいです。
自宅で育てている雪割草とはまた違った形で楽しめそうで、今から少し気になっています。
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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 澤田亜弓 /// 主幹:五十嵐健 /// エイデイケイ富士システム株式会社
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